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【映画100選 超ショートレビュー 第3回】赤ちゃん教育(1938)

 キャサリン・ヘプバーンの常軌を逸した行動がケーリー・グラントの愚直なまでの生真面目さに介入し、道理的な世界を越えた遥か彼方まで彼を連れ去り、奇想天外な方法で愛を獲得していく。
 本道から徹底的に逸脱していく馬鹿馬鹿しいショットの連鎖が血も涙もないクレイジーなギャグにトップスピードで転化する瞬間に立ち会うとき、私たちはもはや高まる哄笑を堪えることはできない!

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1937年製作/102分/アメリカ
監督:ハワード・ホークス
原題:Bringing Up Baby
日本初公開:1939年8月17日



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