「千の葉をつなぐ幹となれ」を拝読しました

熊谷俊人市長は、前々から聡明な方だとは思っていましたが、本書を拝読して聡明さに行動が伴った方なのだと知りました。

例えば、昨年、ほぼ千葉県の全域が台風の大きな被害に遭った時に、適時適切な情報開示や、支援をされていらっしゃったことはツイッターを通して拝見しておりました。実は、現下における災害対応ばかりではなく、ヘリコプター、電源車の他市町村への派遣や、ITを使った今後の防災体制の強化まで行われていたとは知りませんでした。

国が今頃デジタル庁を創設する動きになっていますが、千葉市においては熊谷市長自らがCIO(Chief Information Officer)に就任されて、政令指定都市であり複雑な行政を抱えてる千葉市役所のシステムの改善、統合に尽力されているのだそうです。防災においてもトップから仕組みづくりに取り組まれている成果が現れているのがよくわかります。

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熊谷市長は来年の県知事選の立候補に当たり、11の重点項目を発表されています。11の重点項目のトップに成田空港が位置づけられています。「成田空港の第三滑走路を見据えた高い次元での産業構想の立案」と明確に県の果たすべき役割を示されています。別な場で「滑走路の問題は市町村というよりも県レベルで取り組むべきだ」とはっきりおっしゃっていられます。

更に、三菱リサーチパークなど、産業立地の後押しをする仕組みを作られ千葉市内でいくつもの産業団地を作ってこられたのだそうです。もし、知事に就任された暁には、成田空港周辺の物流や、コンベンション施設などの賢い開発が後押しされるのではないでしょうか?期待は膨らみます。



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