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監督初勝利した日のこと

こんなことを書く必要もないのだが、僕にとっては人生初体験だったので書き残しておこうと思う。

僕は少年野球チームの4年生以下のお父さんコーチをしている。過去に監督が不在の時の試合で、監督代行を3回経験しているが、全てチームを勝利に導くことができなかった。そして先日4回目の監督代行で勝利することができた。

こんなことを書くと怒られそうだが。僕の本音は、少年野球の勝ち負けに興味がない。もちろん勝負ごとには負けたくないが、たかが少年野球の勝敗に熱くなってどうするんだ。子どもたちが一生懸命プレーしてくれればそれでよいという考えだ。

だから監督代行として勝利したことは個人的には、とくに意味がないと思っているし、頑張ったのは子どもたち選手なのでなおさらだ。

しかし、監督をやったことがある人はわかると思うが、悪魔の囁きが聞こえてくるのだ。
選手たちは勝ちたいと言う。保護者も勝たせてあげたいという眼差しで応援する。僕も選手の親でもあるで、すごくその気持ちはわかる。

そうなると、監督としても勝たせてあげたいな、みんなで笑顔になりたいな、という想いが出てきてしまうのだ。勝利至上主義という言葉を耳にするが、そこに陥ってしまう指導者の心理もわからなくもない。

もちろん僕は、勝利至上主義には反対だ。勝利を目指すことは素晴らしいことだし、自身を成長させてくれる。しかし、勝つことだけにしか価値観を見出せないのは寂しいことだ。

という感じで、僕は野球のことになると、色々考えてしまうのだが、結局は野球は楽しいということに落ち着く。今日もまた、野球を楽しむ子どもたちの顔が見れてよかったよかった。

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