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多賀少年野球クラブに学びてぇ トータルテンボス藤田憲右 を読んだ

本の表紙に書かれている「これが令和の学童野球」本当にそうですね。

多賀少年野球クラブの方針や取り組みが全てではなく、これが正解ということでもないと思います。しかし、学童野球に関わる方は、間違いなく参考になる一冊です。

時代は令和になりましたが、子どもって昔も今も変わらないと思うんです。僕は週末、小学生と野球をしていますが、子どもは楽しいことが好きなんです。

でも楽しいことが好きなのは、子どもだけではなく、大人も同じですよね。みんなが楽しめて、学びがあって、成長できるコミュニティーって理想だし、最高だなって僕は常に思っています。

しかし、楽しいことが好きという変わらぬ欲求に対して、取り巻く環境は変わっています。これからも変わり続けます。だから、その環境に応じた楽しみ方は変化(進化と呼びたい)していく必要があると僕は思います。

変化のない学びのない指導者こそ、この本を読んで感じてもらいたいと願うのですが、そういった指導者は、おそらくこの本には出会うことはないのでしょう。残念ながら、情報収集をほとんど行いませんから。

それは、指導者だけに限らず保護者にも言えることです。みんなが学び、知識をアップデートしていくことで、子どもたちを取り巻く環境はもっともっと良くなると僕は思います。

子どもも大人も野球を思いっきり楽しむ環境を作っていきたいですね。

【メモ 本文抜粋】

野球をやりに来ているのだから、時間までに来るかどうかっていうのは野球とは関係ない。野球がやりたい時間に来たらいいよと。挨拶とか整理整頓にしても、それは野球とは別のものだから各ご家庭できちんと教えてください

フルスイングしただけでみんなで褒め合おう!

凡打でも全力で1塁まで走ったら、それもみんなでめっちゃ盛り上がろう!

なんでグラウンドにだけ挨拶をするんですか? それだったらベンチにも挨拶して、トイレにも挨拶して、グローブにも、ベースにも、バッティングマシンにも挨拶をして、もうありとあらゆるものに挨拶をしないとダメでしょ? だからやってないんです。

野球の指導者って自分の指導法を変えようとしない方が多いですからね。

手軽に失敗できることがスポーツの良さであり、意義

子どもを連れてきた保護者の想像を超えるような体験会にするんだ、という思いで体験会を頑張ってやっている

「お前らよく考えてやれ!」って言う指導者も多いと思うんですけど、そもそも子ども達に「考える材料」を与えておかないと無理な話

試合のことを「野球」と言うのであって、フリーバッティングや遠投やベースランニングを「野球」とは言わないんですよ。

「集中しろ!」って大人が言わなくても子どもが集中してしまう練習を考えることが僕らの仕事

あなたたちのやらせている練習が面白くないから、工夫がないから集中してない

集中できない練習をやらせている自分達が反省しないとダメ

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