"目的地"が魅力…ではないだと?

昨年末に
「リーダーや組織がメンバー集めで必要なもの」
ってのをうーんうーん悩みながら考えてた。

その時に出た答えは
「組織やプロジェクトとは船であり
その目的地に魅力がある事こそがメンバー(クルー)集めで
最も大切な事である」
と定義したばかりだった。

ところが、今日トライアルへ娘と繰り出した際にその旨を言い放つと…

「いやいや、それはなくね?
人間ってのは”将来の報酬”で動くほど賢くなくない?
目的地が魅力的だからって船に乗らんわ
ワンピースだってルフィーの目的に賛同した訳ない
目の前のルフィーが面白いから乗船しただけでしょうが!」

はい、論破
なんかね、綺麗な言葉やシチュエーションが欲しかったんですよ、トーヤは。
未来へ賭けてるってカッコいいじゃん…
「今だけを生きる」
って理性がないというか、動物的で頭悪そうじゃないですかぁ。

でも、仰る通りで
「未来への投資」
ってのは本当の近代的な発想であり、それは部分的に理性的で人間所以の考え方とも言えるが、原始的ではない…つまり本質から遠いともいえるな、と。

マシュマロテストに似てるな…」
とトーヤが言ったら、確かにそうだよねと答える娘は流石だな、と。
未来への安心が確保できる環境にあるのであれば、未来への投資は非常に有意義となるだろう。

未来への投資
これって、結構奇跡的で恵まれた環境だと思ってるのよね。
というのも、以下の2条件がなければ成り立たないので…
1.私有財産制度の担保
2.お金が腐らない
封建社会下だといくら貯蓄しても、それっていつ王様のものになるかわからないもの。
そして、貯蓄したものが腐る(無効化)されると世界が時間とともに成長しても初期化してしまう。

んで、ここで投資の良し悪しとかどうでもよくって、人事(ビーブリッヂ船へのクルー募集)をどうすっかって事を考えると…
結局、ルフィーについていった奴らって船の居心地が良い訳で、その居心地ってのは船長のキャラなんじゃなかろうかと思う訳です。

戦国時代や三国志みたいなのは、”もしかすると”違うかもしれん。
誰が世の中と統べるかってので、人生の大将を選んだかも知れんが、まぁ人間なんてのは1秒先も想像するのが難しい訳で、酔った勢いで
「こいつ、マジでオモレー!!!」
って思う船に乗るもんなんだろな、と娘の一言で目が覚めた訳ですよ。

#びっくりするくらい
#娘に仕事の相談をする
#そして的確に悩みを打ち抜いてくる
#こんな娘を持った親は幸せだと思う
#どうやったらこんな子に育つんだろか
#親の顔が見たい

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