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って事で、自由が丘高校編。
まずね、この学校についてひとこと。

腕力がスゲェ!!

ただただ圧倒しました。
私立高校ってのは行った事ないので、もしかすると他の高校もそうなのかも知れませんが、「高校界のPayPayか」って程の財力を感じました。
現地に行かないと分からんとは思うけど、まずは数字だけで列挙するよ。
・保健室が二つ(男性用・女性用)
・売店も二つ
・学食は300人収容
・体育館はバレーコート4面分
・7階建て
・エレベーター6基
・1年生全生徒iPad支給
・全校生徒1200人
・図書館の蔵書6万冊
実家の傍にあった高校なんだけど、これ程までの規模とは存じ上げませんでした。
マジで、ずーっと口が空きっぱなしでございました。
こんなにも自分が行った高校と差があるかね?
福山雅治と自分を比べた時に似た愕然さでしたね。
(なぜ、比べたんだろね?)

折尾高校から自由が丘高校にタクシーで移動。
こちらの高校では先に高校紹介がありました。
説明してくれるのは校長先生自ら。
なんだろね、それだけで誠意を感じちゃう小市民。
そして、学校の説明がスクリーンに映し出される訳だが…

校長、iPadで説明してる!

iPadをスクリーンに映し出して、資料を見せながらラインを引きながらの説明。
なんだ、ただのジョブスか…
そりゃね、生徒にiPad持たせてて先生が使ってないんじゃ説得力ないわ、と。
でもね、ちょっとホッとするのはプロジェクターとiPadを有線でつないでたところね(笑)
内容も素晴らしかった!
何が素晴らしいって、自由が丘高校のコンセプトをひとつの言葉で簡潔に表現していたところ。

「英語の自由ケ丘」と呼ばれたい

キャッチコピーって超大切なんだけど、分かりやすい!
そして、根拠も説明してくれた。
周辺の学校が
「英語の自由ケ丘って言っても名乗っただけじゃないの?」
って疑ってたそうな。
そこで周辺の学校が刺客(英語の教師)を自由が丘高校へ。
刺客が授業や生徒の成績を見て、これはレベルが高いと唸ったとの事。
(真偽を調べる方法はないけど、こういう情報は信憑性が増す)
こういう方向性を明確且つ簡単に説明する事で、保護者としては
「この学校に子供をやれば英語が出来るようになるのね♪」
ってイメージできるようになるのよね。
いやはや、マジですげぇ!

次に広報担当の先生が説明してくれたんだけど、この人もうまかった!
マーケティングの基本である「独自性」を語ってくれた。
つまりは他との差別化ってとこね。
自由が丘高校は前回の折尾高校とは違い基本的には普通科。
その普通科にレベルが違う4つのコースを設けている。
その4つのコースについて説明しようとした時、その先生が言い放った。

「普通科」の普通って何ですかね?

いや、マジかって思ったよ。
だって、折尾高校編の最後に書いたでしょ?
普通科ってなんだろ、と。
その先生曰く、普通科とは専門科以外の事である、と。
なるほど、まぁそうなるんだけども、「普通」って表現おかしいよな…
と考えた刹那

「普通」って人それぞれの普通がありますよね

お前はメンタリストか!
若しくは俺がサトラレなのか!
普通って色々あるよね、個人によって普通って違うよね、と。
つまりは、京都大学に行く普通
九州大学に行く普通
北九州大学に行く普通
九州女子大学へ行く普通
それぞれの考えにおける普通があるよね、と。
そしてそれは3年間の間で変わる事があるよね、と。
私立の入試って公立よりも早い訳で、場合によってはその間に普通が
変わる事もあるよね、と。
なので!
私立の入試の後、自由が丘高校に入学が決まった暁には

公立高校試験後に再度コース変更のテスト受けていいよ♪
かつ、入学してからもコース変更のテスト受けていいよ♪


だそうな。
まぁ、塾で言うところのクラス替えなんだけど、これって凄いぞ!
我々の時代で一度理系クラスって決めたけど、途中で文系に行きたくなった人とか居たんだけど、その時って隠れて他の教科を勉強しないといけなかったの。
でも、それって授業が超無駄な訳で、ある意味遠回りしちゃうのよね。
ところが、自由が丘高校はクラスが変われるチャンスがある、と。
時代の変革期ってのは私塾(寺子屋的な)が強いってのは聞いてたけど、
こんなに柔軟性のある小回りは公立高校じゃあ難しいんじゃなかろうか…


一連の学校説明を終え、学校見学に行く事に。
マジで書きたい事は上記で終わりなので、この先はあんまり読まなくていいからね。
って事で、先に書いたから画像とちょっとした補足を記載するね。

画像1

まずね、校舎の背が高いから見晴らしが良い♪
これって結構大切な事だと思うの。
見晴らしなんて学力に関係ない?
いやいや、気分転換や普段の気持ち良さって学生QOLに相当効くと思うな。

画像2

バレーコート4面の体育館。
まぁ、全校集会で1200人入れないといけないからね。
それくらいは必要よね。
2回はランニングできるそうで、雨天の時のトレーニングに使うそうな。
あ、そう言えばマシンルームもあって筋トレが出来るんだったわ(笑)
昼休みにやってる人もいるそうな。

画像3

6万冊の図書館。
一目で折尾図書館より多そうだってわかっちゃった(笑)
(折尾図書館は約4万冊)

画像4

なんか吹き抜け(笑)
こんな光景ってショッピングモールとかしか見た事ないわ…
直ぐ上の階は工事中で防火扉が下りてるんだって。
防火扉ってこんなんだっけ?

画像5

400円の定食だそうな。
でもね、高校見学って事で100円でいただいたのよ♪
おば…いや、お母さんたちにはこれが目当てで来てる人もいた。

何度も言うけど、県立高校にしか通ってない俺にとってマジで意味が分からんかった。
昔、少年マガジンでコータローまかりとおるっていうマンガがあって
その中で鶴ヶ峰学園という生徒数2万人の学校設定があったんだけど、
マジでそれを彷彿させてた。
だってさ、自由が丘高校だけの施設じゃないけど、福原学園全ての面積は
ヤフオクドーム何個…って表現しなくて

東京ディズニーランドと同じ面積です♪

って紹介しやがった!
野球のグラウンドもヤフオクドームと同じ面積なので、
「ここでホームラン打てればヤフオクドームでも打てますね♪」
ですってよ奥さん!


そんなこんなでランチも食べて次の高校へ移動する訳なんだけど
なんと!お土産があるんだな(笑)
まず、爽健美茶をいただいた♪
それとジップロックを貰った♪
これってホントに良く分かってるなぁ、って思う。
長年システム屋をしていてずーっと解決できてない問題がある。
それは、
「購入者」≠「使用者」
ではない事。
つまり、お金を出す人と使う人が不一致と言う事だ。
なので、いくら使用者が欲しいものでも購入者の決裁が下りなければ購入に至らない。
高校の選択においてこれが何になるか?
言わずもがな、購入者とは保護者であり、使用者は生徒である。
生徒が将であり、保護者が馬である。

将を射んとする者はまず馬を射よ

もうね、お母さんの心をがっちりハートキャッチプリキュアっすよ。
・ここに行けば英語が出来る子になる、というイメージを植え付け
・ランチで胃袋をつかみ
・お土産でいい気分で帰らせる
子供が
「お母さん、自由が丘高校に行っていい?」
と言って誰が止めようか、って事っスよね。
最初から最後までマジでビビった。
物理的な事もビビったけど、戦術にもビビった。
あ、そうそう、恐らくこういう戦術のおかげで今までは私立高校ってのは
滑り止め感が否めなかったのが、最近では第一志望にする子が増えたそうな。
(ここ結構大事!後から繰り返すからね!)

さ、次回は我が母校な訳だけど、もうねこの時点で嫌な予感以外何もしないのよ。
だって、手の内知ってるじゃん…
いや、俺が居たのも30年前だ。
日本の経済のように流石に停滞している事はなかろう。
きっと進化しているはずだ。
(ダメだ、この前振り…もう先が見えてるわ)

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〈  To BE CONTINUED…//// |
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