先日、歯がぼろっと朽ちた…
というか、歯の根っこ以外はサイボーグだったらしい(神経も抜いてるし)

歯医者で
「ワイの歯はどないしたらええんですか?」
言うたら
歯医者「歯の根っこはうちでは抜けません。
歯科大に行ってください」
って事で、紹介状書いてもらった。

っつうかね、もう10年以上サイボーグ状態の歯だったんだなぁ、としんみり。
そして、ボルトの頭が折れた状態でどやって抜くんやろ、とヒヤヒヤ。
更には、知り合いから
「歯科大って学生の実験台にされるらしいよ…」
「切開するんやろね、腫れるだろうねぇ…」
なんて事も聞く。
ま、内心
『だからなんやねん』
としか思ってないが。

さて、手術(?)当日。
歯科大にやってきたら前情報通りに学生がワラワラ(笑)
医師が
「麻酔打ちますよぉ、チクっとしますよぉ」
と歯茎に麻酔。
そこから、麻酔が効くまでに時間を要する。

何だか退屈。
学生たちも退屈そう。
ならば、と
「女の子が4名も歯医者さんなるの?」
とまだ麻酔が効いていない口で尋ねてみる。
すると、
学生「いえ、この4名の女性は歯科衛生士になる予定なんです。
そして、そっちにいる2名の男性が歯科医を目指してるんです。」
と。
なるほど。

トーヤ「最近、歯科衛生士って足りてないんでしょ?
俺の知ってる歯医者さんは、歯科衛生士の仕事を減らそうって業務改善してるところがあるよ」

学生「よく知ってますね!
そうなんですよ、歯医者さんが多い割には歯科衛生士は足りてないんです」

トーヤ「だから、歯科衛生士になったの?
就職には困らないものね。」

学生「いえ、看護師は大変だからです…」

トーヤ「あ、なるほど!
入院とかあるからかな。
歯科はこういう大学病院でしか入院はないもんね♪」

学生「いえ、勉強が大変で…」

トーヤ「そうなんだ!
看護師になる方が大変なんだ!」

学生「それもあるんですが、看護師になった後でも勉強しないといけないのが大変なんです」

トーヤ「…」

トーヤ「ま、まぁ、それでも需要と供給を考えると需要過多だからくいっぱぐれは…いや、給料安いよね?
看護師より歯科衛生士の方が給料安いよね?
ぶっちゃけ、需要があるなら給料よこせって話よね!」

医師「そうなんですよ、病院は多いんですがそれを維持するだけの歯科衛生士が足りないんですよねぇ…
さて、そろそろ麻酔は効いてきましたかね?」

トーヤ「はい、もう全然喋れなくなったんで効いてきたと思います♪」

医師「うん、効いてない可能性はあるけどそろそろ行こうか。
それじゃ、口を開けて…」


いやぁ、歯科学生の話オモシレーなぁ、と思いながら歯を抜いてもらいました♪
多分ね、ドーパミンかエンドルフィンか出てたと思うので、全然痛くなかったです(麻酔のおかげだが)


手術中に面白かったのが
医師「あぁ、これは深いんで歯茎”めくりますね”」
医師「歯茎”めくった”んで、2針くらい塗っときますね」
医師「歯茎”めくった”んで、1週間くらい腫れるかもしれません」
という”めくる”という言葉を使った事。

多分、「切開」とか「切る」って使うと患者が怖がるのかなぁ、と。
でもさ、めくるって単語はトーヤ的にはスカートめくりくらいしか思い浮かばないんだよなぁ…
まぁ、今となってはスカートめくりの何が面白いのか分からんのだが。

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