最強の3Dプリンター PrusaMK3Sのレビュー 3 東方秀樹【3Dプリント師&配信屋】 2021年6月23日 14:22 2018年に、Genkeiのatom、その他中華3Dプリンターから乗り換えて以来、ずっと愛用しているPrusaMK3Sのレビューを行いました。精度や、プリントしたオブジェクトの強度・材料にも言及しております。20分も見てられないよ!って人は、聞き流しをしてください。音声だけでなんとなくわかるようにしてあります。下記にトピックを記述しておくので参考にしてくださいませ。トピック1.PrusaMK3Sと日本2018年のメイカーフェアにPrusaResearchが出展。その年から日本のAmazonでも入手できるようになりました。僕みたいに、以前からPrusa気になってたんだけど海外通販はなぁという人には朗報だったのではないでしょうか。トピック2.躯体の感想剛性感がすごいです。組み立てキットで、自分で組み立てるとしても、すごい強固になるように設計されてます。トピック3.3Dプリンターの性能はここで決まるエクストルーダーとヒートベッドの性能について話しています。ボーデン式よりは、ダイレクトドライブ方式のエクストルーダーのほうが自由度高くて良いですよ。ヒートベッドですが、110℃以上を安定してプリントできます。僕は普段あんまり使わないですが、これからナイロン、PCなどを使いたい方はこれくらいの熱が出るヒートベッドでないとつらいと思います。ちなみにですが、ABSもヒートベッド110℃くらいにした上でカバーをかけるなど熱が逃げないようにしないと反ったり割れたりしますよ。オートロード・アンロードは地味に便利です。トピック4.困ったときのリファレンス付属のガイドブックがかなり情報豊富なので、がんばってそれを読み解いて、3Dプリンター/スライサーに戻ってってことをしていると自然に上達するはず。英語にはなるけど、公式のフォーラムにしても、海外ギークのブログにしても、情報はかなり豊富なので、好奇心がある人にはおすすめ。トピック5.組み立てキット推奨3Dプリンター(FDM)の構造に強くなることで、トラブル発生時に自分で対処できるようになります。トピック6.精度、強度、材料精度っていうか、公差って意味で僕は捉えていて、なんだろう、それはプリント後のオブジェクトと元のデータを何度か行き来するとコントロールできるっすよ。図面でよくある公差±0.001とかっていうのを当てはめるのはあんまり意味ない(…というかそのレベルのもの作るんだったらNC旋盤とか買いなさいって話でしょ)。PC、ナイロンの材料を前提に、異方性に気をつけて設計してプリントすれば問題ない感じがします。というか、これも、オブジェクトに対してどんな負荷をかけるの?どんな検査を想定するの?っていうところですしね。トピック7.公式サポート日本のAmazonで入手した場合にしても、PrusaResearchから直接買うにしても(オンラインチャットおすすめ、ただし英語)、対応は迅速丁寧です。 #3Dプリンター #3Dプリント #Prusa 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート