居心地
【東京へ行くことへの不安】
進学が確定した頃の気持ち・・・自分が尊敬していた本当に凄いと思う人が毎年早稲田へ進学していた事もあり、その先輩方の仲間入り出来るということで嬉しかった。
一方で東京へ行くことへの不安もあった。
進学希望や推薦が決まる以前、大阪生まれ大阪育ちの僕は東京へ行くことへの抵抗感や不安があった。
(両親もずっと大阪だったので東京の事は何も知らず、怖かった笑)
それでも東京へ行った方が良いと思ったエピソードがある。
高校3年生の時に赴任してきた先生が、自分と同じく啓光学園出身で関東の大学へ進学した先生だった。その先生へ同じラグビー部のクラスメートから「進学について、関西に残るか関東に行くかどちらがいいと思うか?」という質問があった。
先生の回答は、自身の経験を元に、絶対に関東に出た方が良いというものだった。
親元を離れる事、関東(東京?)は規模も集まる人の数も桁違いだから、行って良かったと。
そのこともありより一層早稲田への進学を希望した。
後になって振り返ると、自分自身も東京に出たことによって視野や選択肢が広がったと感じているのでよかったなと思う。
【高校3年生の花園〜入学後】
5連覇がかかった3年の花園で普通に負ける。悔しいけど自分のできることはやり切ったと結果を受け入れる。
(その花園の大会前から大会中に感じてたことは追々書きます)
高校生活の最後はUー19の遠征に行き、同期の皆からは遅れて早稲田に合流する。
ラグビー部に合流した時、同期の1年生は新人練習で死ぬほど辛い練習を経て入部していたし、知り合いも少なかったので周りの目が冷たかった事を覚えている。
(今でも同期が新人練の話をしている時は入っていけない)
その日からすぐに初めての寮生活が始まる。
とにかく大阪に帰りたくて仕方なかった。
東京生活には馴染めなかったが、ラグビーに関しては先輩達のレベルに圧倒されメチャクチャ凄いなと思っていた。
そこから夏合宿まで、東京が嫌で嫌で辞めたいとすら思ってた。
という気持ちも夏合宿が過ぎれば完全になくなって、東京楽しいってなるんですけどね。
本気で思ってたわけじゃないけどあの時辞めなくて良かった。
東京が嫌だとか大阪がいいとかじゃなくて、ただ居心地の良い自分の都合の良いところから出たくないってだけだったなと思う。
居心地が悪いところに身を置くと最初は苦しいかもしれないけど、結局慣れたということは自分の知ってるエリアが広がって、出来ることが増えた。
これが視野が広がるということだと思うし、この連続が成長に繋がるということだと今となって思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?