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電気探査の必須アイテム#2 ビニールテープ

電気探査に一番大事なのは前回の電線ですが、電線と電線を接続するために必要なのが、ビニールテープです。我々は、よく省略してビニテと呼んでいます。このビニテが、電気探査では大活躍します。

電気探査では、場合によっては数kmの電線を繋ぐ必要があるので、300m巻きの電線が何巻も必要です。また、電線と電線のつなぎ目は、絶縁のためにビニールテープで保護する必要があります。また、電線を引っ張った時に繋ぎ目が外れないようにする重要な役目も持ちます。

ビニテは、電線の回収時にも役に立ちます。電気探査が終了すると、山中に配線した電線の回収をします。この時、巻き取って回収した電線の束をまとめるのにビニテが活躍します。また電線は、ノネズミやノウサギなどの野生動物にかじられることがあるので、電線の補修にも役立ちます。

さらに、油性ペンで字を書くと、付箋の代りにもなります。とにかく、ビニールテープは電気探査には欠かせない存在です。そんな重要なビニテですが、やっぱり”こだわりの色”があります。それは”黄色”です。ビニール線の時にも言いましたが、”黄色の染料”とビニールは相性が良いみたいです。

電気探査の現場では、ビニテはハサミなどは使わずに、手で引きちぎって使いますが、黄色のビニテの強度が丁度良いのです。なので、ビニテを購入するときには”黄色一択”です。ただし、黄色が品不足の時には、しかたなく赤色のビニテを購入します。しかし、手に馴染むのは断然黄色のビニテです。

ビニテを制するものが、電気探査を制す」と言えるくらい、電気探査にビニテは必要です。

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