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大は小を兼ねない

昔、森永・エールチョコレートのCMで、「大きいことは良いことだ~♪」というのがありました。「大は小を兼ねる」と言う諺もあります。これは、”大きい物であれば、小さい物の用途にも用いられる”と言う意味です。ちょっとニュアンスは違いますが、英語では”Too big is better than too small.”と言うそうです。

しかし本当にそうでしょうか?。諺には大抵反対の意味の諺があります。例えば、”過ぎたるは及ばざるが如し”です。私にも実体験があります。

今、職場で使っているPC用のモニターは28インチくらいで、決して小さい方ではありません。しかし、同時に多くのプログラムを起動するとやっぱり狭く感じます。それで、思い切って50インチくらいの大型モニターを買いました。当初は良かったのですが、画面が大きすぎて次第に首が痛くなりました。2-3ヶ月は我慢して使いましたが、結局は元の大きさのモニターに戻りました。やっぱり、丁度いい大きさというのがあるようです。

”大は小を兼ねる”の対義の諺には、”杓子は耳掻きにならず”や”薪は楊枝にならぬ”などもあります。大きけりゃ良いってものではないのです。

大は小を兼ねる・・・わけではありません。

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