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記憶に残るタバコの銘柄

私はタバコは吸いませんし、副流煙も気になるくらいの嫌煙派です。しかし、タバコの銘柄には子供の頃から成人にかけての思い出があります。

最も印象深いタバコの銘柄は『ハイライト(hi-lite)』です。水色のパッケージが印象的なハイライトは、父が好んで吸っていました。この記事を書くために少し調べていたら、ハイライトは私が生まれた年に発売されたことを知りました。ちなみにハイライトのデザインは、少し前に亡くなった和田誠さん(平野レミさんの旦那さん)が手掛けています。

昔の我家には”木の瘤”を加工して作った趣のある灰皿があり、その灰皿を前にして紫煙をくゆらせている父の姿が思い出されます。こう書くと父が故人の様に思えるかもしれませんが、まだ亡くなってはいません。さすがに高齢で、ここ最近はタバコは吸っていないようですが・・・。

次に思い浮かぶのは、『チェリー』です。チェリーは赤を基調にしたパッケージの中央に、桜の絵が描かれていました。父がハイライトから乗り換えたのがチェリーで、時々タバコ屋に買いに行かされました。いまは未成年のタバコ購入は法律で禁止されていますが、昔は当り前でした。

その次に思い浮かぶ銘柄は『セブンスター』と『マイルドセンブン』です。これは私が大学生の頃に流行っていた銘柄です。愛煙家の当時の同級生は、このどちらかの銘柄を吸っていました。タバコの規制は年々厳しくなって、その名称にも規制がかかるようになりました。そのため”マイルド”というソフトな印象の言葉の使用ができなくなりました。マイルドセブンは、現在メビウスという新名称で売られています。

個人的にはタバコは嫌いなので地球上から消えても何とも思いませんが、タバコの煙のニオイで印象付けられた記憶は消えそうにありません。

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