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フラグを立てろ!

プログラムを書いていると、条件の違いによって計算処理を変えたい場合が何度も出てきます。こんな時に役立つのが、条件分岐用の変数であるフラグ(flag)です。多くの場合、フラグ変数には0または1の値を割り振って、フラグが0なら計算Aを実行、フラグが1なら計算Bを実行というように利用します。この時、フラグ変数の値が1なら”フラグが立っている”と表現します。私も色々なプログラムで、このフラグ変数のお世話になりました。

flagは元々はのことなので、フラッグと発音してもよさそうですが、なぜかフラグと呼ぶのが一般的です。フラグは、海上の船舶間での通信に利用される世界共通の旗(国際信号旗)を”進行方向の分岐”になぞらえて、条件分岐用の変数を意味するコンピュータープログラム用語として定着しました。

また、フラグは日常生活でもネットスラング的な使われ方をします。フラグは、ある出来事がその後の出来事を暗示しているような状況のことを指します。特に、対象者の脂肪が暗示される場合は”死亡フラグ”と呼ばれます。有名な死亡フラグの例は、「俺、この戦争が終わったら、このと結婚するんだ」です。”この発言”と”死ぬこと”には何の因果関係もありませんが、この発言が伏線(前準備)となっていて、その後の”俺の死”を暗示しています。

俺、この戦争が終わったら、この娘と結婚するんだ」は、映画『プラトーン』の中でのセリフですが、物語冒頭にこう発言した主人公の同期である”俺”は、それから10分後には死亡します。ちなみに、死亡フラグの対義語は生存フラグです。

エビデンスがある訳ではありませんが、世間では「良い人ほど早くに亡くなる」と言われたりします。これも一種の死亡フラグかもしれません。そこで早死にしたくない私は、敢えて”良い人”にはならないように努力しています。

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