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風評被害に負けるな!

今日の夕食後、デザートで”福島県産の桃”を食べました。ジューシーで甘いその味は、絶品でした。しかも、妻から聞いた話では、近所のスーパーでかなりリーズナブルなお値段で買うことが出来たそうです。ひょっとすると”風評被害”の影響かもしれません。

普段なら、高級な”福島県産の桃”が近所のスーパーの店頭に並ぶことは滅多にありません。これと同じことが過去にもありました。それは、福島第一原発の事故の後でした。この時も、それまで食べたことのないような立派な桃が、安価な値段で売られていました。我家は風評被害は信じていないので、喜んでその桃を買いました。この時はじめて、福島県産の桃の味を知りました。もちろん、最高に美味しかったことをよく覚えています。

大変残念なことですが、東京電力・福島第一原子力発電所にたまる処理水の海洋放出が始まった8月24日以降、風評被害が起きているようです。直接的に分かり易い海産物をはじめとして、農作物にもその影響が及んでいるようです。ニュースでは、海外からの迷惑電話が大きく取り上げられていますが、国内でもジワジワと風評被害が広がっている気がします。そうでなければ、福島県産の高級な桃が、福岡のスーパーで安価に買えるはずがありません。

個人的には美味しい桃が安い値段で食べられて良かったのですが、愛情と手間暇かけて育てた桃がぞんざいに扱われたら、農家はたまったものではありません。もちろん、魚介類を扱う漁業従事者の方も同じ気持ちでしょう。

今は海洋放出の直後ですから、極端な影響が出ているのかもしれません。しかし、”科学的なエビデンスの無い風評”なら、いずれ消えてしまうでしょう。それまでは大変でしょうが、遠い福岡の地から福島の皆さんを応援したいと思います。微々たる力にしかなりませんが・・・。

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