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宮崎空港の不発弾 戦後の負の遺産

2024年10月2日、宮崎空港で戦時中にアメリカ軍が投下したとみられる不発弾が爆発しました。戦後80年経った今でも、日本には不発弾が数多く残っています。最も多く不発弾が残っている地域は、大規模な戦闘があった沖縄です。ただし、本土でも旧日本軍の空港があった地域では、アメリカ軍の爆撃を受けて今でも不発弾が残っている可能性があります。宮崎空港も、そのような空港です。

沖縄などでは土地の整備中に、不発弾を誤って重機で触り、爆発した事例はありますが、今回のように突然爆発した例はあまり聞いたことがありません。しかも今回の爆発は、爆発時の映像と爆発後の陥没跡が記録されていますから、貴重な映像資料です。宮崎空港にはお気の毒ですが・・・。

国土交通省は、旧日本軍の施設だった場所にある宮崎空港・那覇空港・福岡空港・仙台空港の4つの空港で緊急の調査を行なうと明らかにしました。この調査では、磁気探査が行なわれます。磁気探査の概要が知りたい人は、以下の記事をお読みください。

実は一昨年前まで、私は”沖縄の不発弾探査の効率化”の委員会のメンバーでした。今後の調査は、磁気探査を専門とする調査会社が請け負うと思いますが、私に出来ることがあればお手伝いしたいと思っています。

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