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月面着陸は成功or失敗?

日本時間の2024年1月20日午前0時20分ごろ、無人探査機SLIMが月面への着陸に成功しました。日本では初めての快挙で、世界では5ヶ国目なのだそうです。

この素晴らしい快挙にも拘らず、JXAはなぜか歯切れの悪い評価をしています。JAXAは今回の着陸に関する評価を”ギリギリ合格点の60点”としています。その理由は、SLIMに搭載した太陽電池が発電をしていないためです。

SLIMは無人探査機ですから、”着陸だけが目的”ではありません。着陸後には、月の調査を行なう大事なミッションが控えているのです。SLIMの移動や制御装置には電力を必要としますが、内蔵した電池だけでは電力を賄えないのです。

その後のデータ解析で、無人探査機SLIMは誤差55mの”ピンポイント着陸”に成功しているそうです。目標としていた誤差は100m以内でしたから、かなり高精度に着陸できたことになります。このちゃくりk制度だけを評価した記事では、”100点満点”という評価をしていました。

太陽電池の発電ができていないSLIMですが、太陽の方向次第で発電する可能性もあるようで、いまは電源を切って待機中です。『はやぶさ』の時も、度重なる困難を乗り越えました。今回も何とかしてくれると、JAXAに期待しています。頑張れSLIM、頑張れJAXA!。

 


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