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博士論文の公聴会

今日、私が担当する留学生の博士論文の公聴会がありました。博士号はくしごうを取るためには、博士課程に進学/入学するのが基本です。博士課程の修業年数は3年で、三年間の研究の集大成が博士号の取得になります。

博士号を取るための手続きは、長くて複雑です。準備から数えると、およそ半年間の長丁場です。博士号を3年で取ろうと思えば、2年半の間に研究成果を出して、学位論文を書き上げる準備が完了していないといけません。

学位論文の最終審査は学位論文審査会で行われますが、本人が実質的に関与する最終段階が、学論文公聴会です。学位論文とその関連書類をまとめて、学位論文の審査依頼を提出すると、公聴会開催の許可が下ります。公聴会は基本的には誰でも参加できますが、その研究内容に多少の造詣が無いと聞いてもさっぱりわかりません。

今回は留学生が論文提出者ということもあり、プレゼンテーションは全て英語でした。また、その後の質疑応答も必然的に英語となりました。難しい研究内容を初めて聞いて、しかもそれが英語なら、理解するには相当な専門知識が必要です。ですので、公聴会に参加して下さる方は、毎回ほぼ20名程度なのですが、今回は40名近くの参加者がありました。これまで何度も学位論文公聴会に参加していますが、ここまで多い参加者は初めてでした。

多少のトラブルはありましたが、盛況のうちに公聴会が終わりました。ひとまず大仕事が片付きました。やれやれです。

タイトル画は、公聴会のイメージ写真です。今回の公聴会の写真ではありません。

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