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ミリしら物理探査

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物理探査を1ミリも知らない人に、物理探査に関する専門用語を解説します。
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#単位

ミリしら物理探査#30 百分率と百万分率

 物理探査では様々な物理量を扱いますが、絶対的な変化量だけではなく、相対的な変化量を扱う場合もあります。そんな時に使われるのが、百分率や百万分率です。  百分率は普段でもよく使っているパーセントのことで、1パーセントは100分の1を表わす割合のことです。厳密には、パーセントはppc(parts per cent)ですが、前半の”parts”の部分が省略された”percent”がよく使われます。英語の”parts per cent”というのは、”100個に分割した中の一部分”

ミリしら物理探査#7 『ナノテスラ』

 テスラ(T) は、MKS単位系の磁束密度の単位です。このテスラは、磁気探査や電磁探査の磁場の単位で使われますが、1Tはかなり大きな磁束密度なので、通常はTの百万分の一の単位μT(マイクロテスラ)や、さらに千分の一にしたnT(ナノテスラ)が使われます。このテスラという単位は、アメリカで活躍したセルビア人の発明家であるニコラ・テスラ(Nikola Tesla)に由来しています。  テスラは、LIFE誌の1999年の「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に