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廃校の利活用者から見る学校再編の波

VUCAの波、自動化の波が押し寄せる現代において、教育という現場は新しい時代に突入してしかるべきだと思う。

そんな中、合理化、効率化の文脈のみで学校再編が語られている。

小規模校であること、自然豊かな環境、保護者や地域、学校の先生と一体になった現場、こういった学校で育った子供達がどのような成長をしたのかという文脈での検証をもっとやるべきだと思う。

その上で、多様な価値観の現代社会において、このような学校を求める人たちにきちんとリーチする事で校区外からの転入だけではなく、移住にもつながる可能性もあると思う。

いま、立山芦峅小学校をKOTELOというワークプレイスとして生まれ変わらせた。




本当に毎日、芦峅寺の方々の優しさや愛情を感じさせて頂いている。感謝の言葉しかない。

KOTELOを通して、芦峅寺の人々が大切にしてきた歴史や文化を次代に繋いでいきたい。
これはノスタルジックな感傷的なものではない。

他を思いやり、自然を愛し、先人に感謝し、和を持って生きる。

そういう、日本人として大切なこと、これからの時代に大切なことを繋いでいく場所なんだと感じる。

今回の問題の利害関係者ではない、ただ廃校になった学校を利活用している私だから言えることは、『やめるのは簡単(再編するのは簡単)。けど、まずは続けることを前提として考えて考えて考え抜いて欲しい』ということ。

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