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議員にも、ようやくタブレット

DX(デジタルトランスフォーメーション)の波がいろいろなところに押し寄せています。都城市議会にも長年の懸案であった議員へのタブレットの配付が9月議会前にありました。

使い方の講習会はこれまで何度も小分けにして行われていました。この日も、一番使うことになるソフトの研修会でした。

<議場での研修会>

操作そのものは、なんとかなりそうな感じなのですが、今までたくさんの紙で配られていた資料がひとつの画面だけでしか見ることができないとなると不便そうです。また、画面の資料にも書き込みはできるのですが、つるつるすべる画面にペンを当てて文字を書くという作業もなかなかです。2画面モードで使ったり、手書きではなく文字入力して資料に付箋を貼るなどの操作で多少は解消できそうですが、使い慣れないと少しもたもたするかもしれません。

<私の席からの研修会の様子>

ともかく、タブレットの導入によって紙の使用は激減しそうです。なんといっても議会が開かれるたびに配付される資料は実にたくさんです。下の写真は9月議会で配付される資料です。当初予算を審査する3月議会はこの2倍の資料になります。

<9月議会の資料>

議会のDXでまずは紙の減少とともに作成した資料を印刷製本したりする作業もなくなりますので、市の職員の仕事をもっと必要なところに回せるでしょう。

都城市議会のDXで、こんな変化が出てきそうです。
① 紙の印刷物がなくなる。
② 予算や条例の審査でも、執行部は説明する箇所の資料を議員のタブレット端末に送りながら進めるので説明を聞き落とさずにすみ、集中できる。
③ 一般質問のとき資料を配付したければ、紙ではなくそれぞれの議員のタブレット画面で見せることができるので分かりやすい。
④ コロナ等で欠席せざるを得ない場合でも、自宅からリモートで参加できる。(ただし、採決には参加できないと思います。)
⑤ 他の市町村との意見交換会、市民との意見交換会などがズームなどを使って手軽に行えるようになる。
⑥ これまでの市の取組について、多方面から分析できるようになる。(これは、まだもう少し先かもしれません。それまではまだまだ手作業です。)

たくさんの可能性を秘めたタブレット端末を有効に活用しながら、市の取組を注視し、市民の声を実現可能な形に変換して、市政の中で実現できるよう伝えていきたいと思います。


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