リニアモーターカーよりZOZOが儲かるのは資本主義では当然である

マルクスは回転が速い商品を作る資本と大規模投資をする資本を比較し、後者が機械を新しくし、いくら早くしても、前者が機械を新しくすれば、やはり前者が速いというような一見当たり前といえば当たり前のことを第二部で述べている。
だが、この当たり前を多くの資本家はわかっていない。
なぜなら東海地方はリニアモーターカーでわきたっているではないか。リニアモーターカーがいくらその車体が早くても、アパレルの回転のほうが速いのだ。
資本の回転期間が速いということは、当たり前だが、ペイバックが速いからどんどん増殖できるのだ。
リニアはその生産手段、固定資本としてしか、アパレルへ価値を受け渡す機能しかなくなる。リニアの速さとはアパレルの回転期間を早くするだけである。
もっとシンプルに言おう。
リニアモーターカーよりZOZOが儲かる、そのことをくだくだとヘーゲル流にマルクスは述べているのだ。

資本論を読むことは、ZOZOの強さまでわかってしまうのだ。

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