僕が子供の頃は、高額所得者のプロ野球選手などが、テレビで税金で取られる、とぼやいていたものである
確か、僕が子供の頃は、テレビで、高額所得者のプロ野球選手とか、テレビタレントや映画俳優などが、稼いでも税金にとられてしまう、とぼやく姿をよく見た。
この頃は、まだ、消費税もなく、高額所得者や企業への直接税が高かった。
今、思うと、ぼやきは、高額所得者への同情を煽り、国民の無意識に、高額所得者への税率が高すぎる、高すぎる、高すぎる、と刷り込み、そして、現れたのが、「公平」な消費税である。
初めは3%がいまや、10%である。
そして、税金にとられる、とぼやく高額所得者は今や消えた。企業への法人税率は下がり、大企業は、内部留保を蓄積し続けている。本来なら、内部留保は、法人税率がが低くなければ、税金だったのである。
そう考えれば、内部留保に課税は正しいのである。