ある程度の我慢
息子は昔から動物が好きで、いろんな動物に触る。
千葉のサユリワールドに行って、鹿を追い回し、鹿の逆鱗に触れ、前蹴りをくらっても鹿に触れたがる猛者。笑(結構な勢いで蹴られていた。笑)
妻の実家に行くと、犬が二匹いて、二匹とも可愛いので、息子はいつもかけよって遊んでいる。
娘の方は、いつも泣いていて、あまり近づこうとしない。
しばらく経ったら一緒に遊ぶようになるかなーと思っていた。
本日、家に帰ったら、妻がおもしろいから見てほしいと言っていて、その様子を見ていた。
妻はカバ吉(カバのぬいぐるみ)を持ち、少し娘に近づける。
そうすると、娘は近づけた分、少しさがる。
今度はもうすこし近づける。
そうすると、娘はその分下がる。
別の角度から、シロクマやキリンのぬいぐるみを置くと身動きが取れなくなって悲しい顔をしている。笑
なるほど、これはめちゃくちゃ動物が苦手なんだな。笑
明日は音楽祭。
歌を歌うことが苦手な生徒はたくさんいる。
でも、音楽祭(合唱コンクール)は「歌を歌うことは誰でもできるでしょ」ってやらされる行事で、体育祭と違って、運動の苦手な生徒でも楽しめる種目みたいな対応は一切ない。
そんな中、みんなでうまく練習を積み重ねた子どもたちは本当にすばらしいと感じました。
最上位の目標(この行事を通して、合唱のすばらしさを少しでも感得できるようにする)に向けて、得意な人の気持ちも、苦手な人の気持ちも、優秀賞を取りたいと心の中で思っている人の気持ちも、そんなのどうでもいいやと思っている人の気持ちもそれぞれ大切にし、自分が少し無理する程度(めちゃめちゃ我慢しない程度)に頑張り、そして折り合いをつけながらやれることを一生懸命に頑張っていました。
昨年度、自分の気持ちばかりを主張していた生徒が、トラブルを一切起こさなかったのは、その証拠かなと思います。
こういう光景を見ると、学級担任はもうそろそろ引退した方が良いのかなと思います。自分が学級担任をしていることで、学級担任をやりたい先生ができなくなるし、学級経営の技術を伝えるのは、学級担任をしながらの学年主任だと、タイムリーなフィードバックができない。今の自分の力だとなかなか難しいかもしれない。
全体に自分の考えを浸透させるとなると、やっぱり学年主任は担任を持たない方が良いんだろうな。
全体の幸せを取るのならば、生徒同様、自分もこの程度の我慢はしないといけないなと思いました。
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