今あえていおう。グロースハックと運用のちがいを。

UIとUXの違いって?みたいな質問とは次元が違うお話となりえる本件ではありますが、あえてヒトコトでいうならばこうですね。

「目指す事もやる事も両者とも同じ」

近年風味の表現をする方がなんとなくというかやはり新しい感じもあるし、おお、グロースハックよ、これこそがWebの仕事だぁ!って感じがしなくもない。
やる事も目的も同じなんだが、運用って言葉の意味のとらえ方が少々誤っていることに起因した一部の認識で運用という業務が企業内に普及しているケースが多い気がしている。

IT用語辞典であれば、こういう意味だという記載となっている。IT関連企業のひとであれば、まぁそうだよね、といった内容となっている。

読み方:うんよう
運用 【 operation 】

運用とは、システムなどが正常に稼動し続けられるような状態を維持すること。異常の兆候がないか状態の監視したり、最新版のソフトウェアに入れ替える等の保守(メンテナンス)作業、老朽化した設備の更新、障害に備えたデータなどの保全、障害時の復旧作業などが含まれる。

それでもって、実際のIT企業のネットの運用チームのお仕事ってのは、定期的なコンテンツの差し替えや修正〜更新作業、各種数値の定点観測とまとめレポートの作成、もしかしたらスモールチームだと問い合わせ対応も運用メンバーのお仕事かもしれないね。ようするに、メインの軸として現状維持というのが基本にあって、それが大きすぎて揺るぎようのない状況かな。

それではIT以外というか、一般的な世の中では「運用」というとどういう意味をもつのかを他の辞典、例えばWikipediaで調べてみると、

運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
運用(うんよう)
資産運用 - 自身の持つ資産をやりくり(貯蓄/投資)し、増やしていく方法。
ウィクショナリーに運用の項目があります。
名詞
運 用(うんよう)
そのものの機能を発揮させて用いること。


と、こうなるんだよね。
「そのものの機能を発揮させる」というのは、秘めているポテンシャルを最大化させること!と言っていいでしょうね。

そして続いている、用いること、というのは、最大化させて対象ユーザーに提供を続けていくこと!と言ってもいいかなと思う。wikiに書かれているように、
運用とは、資産(リソース)をやりくりして(試行錯誤やテストを繰り返して)増やしていくこと!(最大の成果を出すための業務である!)

となると、これらはもう、いわゆるグロースハックというキーワードで括られている業務や作業要件そのものになっていくよね。
すなわち、運用とは最大化である、と。

なので、結論としては違いは無い!と言い切りたい。
でも実務では現状維持を目的とするレイヤーと、それをベースとした最大化のための業務施策を考案実行するレイヤーが分かれていて両者でバトルしてたりするかもね^^;


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