あなたはなぜこいつを叩くのか

表だっては特に反応していないが「4ヶ月で大学を中退し起業します。レールに沿ったつまらない人生はもう嫌だ。」 というブログを読んで、それがまたいろいろと批判を受けているっていうのを目にするこの頃で、ちょっと思った事を久々にnoteで書いてみるよ。

別にこの著者にはじまった事では無いが、オッサン達にとっては憎たらしいほど自由奔放と思われるエントリを若者が上げると、いやぁもう見事なほどに叩くよね。たしかに「何言ってんだこいつ」とか「また何かヘンなバカが出てきたな」みたいな感想は自分も湧きますけど、最近はそれ以上に、「ほほう、おもしろいじゃん。このままやって是非ぶれずに続けて欲しいね、もし上手くいったなら、もしかしたら現代の若者の中での光になれる可能性あるかもよ、かもよ」といった印象をもつように変わってきた。年齢のせいかもしれないが。

記事やエントリをあげてるブロガーにとってみたら、ほとんどが面識の無い人からの単なる大きなお世話でしかないだろうし、ネタだろうが何だろうがそういう層から山ほど批判を送られて「やったぜ！よしよし！」なんて事は思うはずもなく、概ねイヤな気持ちになることは必至だろう。いまのネットのサービスで特に多いユーザー構造で自分が一番いやな部分がまさにコレなんですけど、いわゆる承認欲求と同調圧力で棲み分けされていく世界でソーシャル疲れなんていうバカバカしい問題を生む元凶でもあると思っていて、実際にその自分の属する中に浸っていると、自分が責められる要因はほとんど無いので、安心して好き勝手を言っていられるというネットの中でも居心地の良い領域となっていくんだなあと思ってる。（まあ例外もあるかも知れないけど今は考慮しない）

で、普段のその感性のままで自分コミュの外で流れている話題の記事やエントリに対しても、同じようにクサしたりdisったりしてるんだろうなと感じてしまう事が多くて、当然ながらそのdisり対象の著者とは面識も無くまた本人には知られないという所で思いつくままに叩いてるんだなあというのが実感だったりする。

なぜ叩く
しかし、なんでそんなに叩くのか、自分の知らない若者がネットに書いた事を、だ。もし叩いている立場が自分だったらそれはなぜだろう？（知らんし興味無い）
まだまだやり直しがきく年代のチャレンジャーがうらやましい？（自分がもう老いはじめてると感じさせるからか）
では、世の中そんなに甘くねーぞとか説教したいのか？（ただの老害）
思慮が甘いのにネットで目立ってる若者がムカつく？（動けねーヤツは黙ってりゃいいのに）
自分の内々のアイデアとカブって先行されるとマズいから今のうちに潰す！（んなワケ無い）
この子達を叩くことで自分に何か良いことはあるの？（女性の前でカッコつけたくて虚勢を張ってたり見栄を張ったりしてる分不相応なバカと同じレベルの事やってんじゃね）
あんたのストレス発散、それ以外に何かあるのか？とかね。

まぁ思った通り勝手にやればイイという事だったり
そんな事の諸々をちょっとした空き時間に考えてみたんだけど、思ったように行動できる時代でありつつ、外野も別に黙る必要はないと思うけど耳に入るとウザイしリアル空間だと完全に迷惑行為なんだし、あと単なるヤジで終わるのは格好悪いんだけどそんな自覚も無い人が無意識というか自然にやってる事なんだろうね。とはいえこの2016年の後半になってもまぁ世の中でしっかりうごめいてるのは嫉みやら何やらの負の感情で、ソレをはき出させる場、ガス抜き、それらを吸収する場ってのは絶対必要なんだろうなあという事だったりします。

よくわかんないシメだけど、健全な生活のためデトックス大事！ってね。