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介護が必要になった、お金がない。と心配している方へ

令和4年度の世論調査のある項目、「悩みや不安について」の結果です。
1位:「老後の生活設計について」前年度の58.5%から63.5%へ上昇(多い年代50~60)
2位:「自分の健康について」59.1%(多い年代60~70)
3位:「今後の収入や資産の見通しについて」57.1%(多い年代30~50)

高齢化が進み「老後」が他人事では無くなってるのですね。核家族、少子化の中、老後の生活を身内に頼ることは難しく、住居、生活費、介護など、お金を介して支えています。そうです、長生きするほどお金の心配が出てくるのです。

地球のおばちゃんは、介護に縁がありました。<姑さん➡仕事(継続中)➡親>と、家でも仕事でも経験しました。なので自分の体験から、「介護が必要になった、でもお金がない」となった時の、ひとつの案を書きます。
キーワードは「おみやげ」です!

ある老人にAとBの介護者が、別の日に関わってたとします。支援の内容は同じであっても1対1の場面。生身の人間ですから、言葉や態度で双方に「合う合わない」の感情が出てきます。

介護者の立場を考えてみます。
身内でも友人でもプロでも、それぞれに悩みや疲れがある普通の人です。帰りに「あ~しんど」となることもあれば「気分いい~」となることもあります。前者では「家族だから、仕事だから」と仕方無くかも。でも後者なら「また、お世話しに行きたい」となったりします。介護者の後味が良くなる「おみやげ」を渡せば、「タダでも行きたい」となるかも知れません。
おみやげはプラスの感情にしましょうか。例えば「居心地がいい」「ほっとする」「気分が良くなる」「元気になる」「自信がつく」「役に立っている」などです。

地球のおばちゃんもお金がありません。だから自分の知恵や想像力(無料)を使おうと思います。⑤つ考えてみました。「」はおみやげです。

①感謝の気持ちを表す➡「自尊心」「社会貢献」
介護に携わる人は「役に立ちたい」「喜んでもらいたい」という気持ちを持っています。まったく無い人は、たぶんしないと思います。全身で表現しましょう。「ホンマ助かるわ~」「ありがとうね」「また頼むわな」。照れくさいとか言ってられませんよ。お金がないのですから。「役に立った」「喜んでもらえた」という気持になって帰ってもらえば成功です。

②聴く➡「不安解消」「気分転換」
多かれ少なかれ、みんな悩みや問題を持っています。老後は暇で話し相手が居ないものだから、ついつい自分の話をしてしまいますが、そこはガマンです。聴く側に徹しましょう。話してくれたらラッキー。帰りに「話聴いてくれてありがとう」と言ってくれたら、ヨッシャ!です。最後には「ボケてきたのか、聴いたことすぐに忘れちゃうけどね・・」と、次も気楽に話せるような気配り忘れずに。

③褒める➡「自信がつく」「やる気」
最近はセクハラとして外見など褒めてはいけないそうです。しかし80代のおばあさんからすると、20も30も年下の介護者が来たら、はつらつと、美しく、さっそうと見えるのです。「カッコええなあ」「きれいなあ」そう思うのです。また、身体介護、家事支援でも、いいとこ見つけて「料理美味しいわ」「丁寧やね」と素直に伝えましょう。人生終盤です。出し惜しみせず褒めさせてもらいましょう。

④微笑み➡「信頼」「安心感」
笑顔で迎えましょう。お金がないのですから。微笑むのも笑顔もタダです。気分よく出迎えてお世話して頂きましょう。自分自身にもメリットがありますよ、目元や口角があがるかも知れません。美容のためと思ってニッコリです。相手もニッコリしてくれたら、いい気分(^^♪

⑤居心地に配慮➡「リラックス」「自由」
一人ひとり、やり方やペースが違います。段取りのいい人と苦手な人、こだわりがある人。来た人が落ち着いて、気を使わず過ごせる雰囲気は作りたいですよね。支援してほしいことはシンプルに伝えて「任せたよ」「好きなようにしてや」と見守りましょう。マイペースで終えられたら「また来るわな」と言ってくれると思います。

老後になると時間を持てるようになります。その時間を使って、ひとりひとりの立場を想像してみることは、脳の前頭前野を使い認知症予防にもなりますよね。

振り返れば私も、介護の経験でおみやげを頂いてきました。辛いことがあったとき、「ええ人やね」「ありがとうね」と言ってもらい、気持ちが明るくなりました。
そして今、気づきました。「そうや! これからはお世話したくなる、ばあちゃんにならんと・・」元気なうちに、ぼちぼち練習してみよっと!(^^)!


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