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会社と個人を一体化させない

風邪をこじらせ副鼻腔炎を併発し、まともなパフォーマンスが出せてない石倉です。週末寝込んでて時間があったのですが、最近考えていたことを書いていきたいと思います。

タイトルの通りといえばそうなのですが、キャリア相談を受けていると会社と個人を一体で捉えすぎてしまいきつくなっている方が多いなという印象を受けます。

どういうことかというと、
「会社のビジョンがないので辞めます」とか「会社の方向性が自分のやりたい方向とちがうので悩んでます」みたいなお話ですね。

もちろんスタートアップのような環境でビジョンが見えなかったり、方向性が自分のWillと違うというのは大変です。

ただ、もう少し俯瞰してみてみると「会社のビジョンがないこと」が「その人自身にとって何で良くないのか?」まで落とし込んで話してる人はあまり見かけません。

自分にとってなぜビジョンへ共感できることがそんなに大事なのか?
自分にとって会社の方向性と自分のベクトルの一致がなぜそんなに大事なのか?

会社と個人が一体化してることがなぜ個人にとっていいのか?を明快に考えられてる人は少ないのではないかなと思っています。

私が所属してた会社にリクルートとDeNAという会社があります。
どちらも優秀な社員が多く、自分たちの会社や仕事に誇りを持って好きで働いてる人が多い会社だと思います。

でもこの2社で「会社のビジョンに共感したから」と言って働いてる人に出会ったことはありません。

それよりも個人としてその場所にいる理由がはっきりしてる、個人の理由を1番叶えられるのが今の場所だからいる!という人が大半な気がします。
自分の理由があり、自分で決めて自分の人生を生きてる人が多いわけです。


会社と個人を一体化しすぎて考えてしまう人の弱点は「他人の人生を生きてしまうこと」ではないかと思います。

会社のビジョンというのは社長や創業者の想いなので、ある意味で「社長の人生」です。
会社の事業戦略や方向性というのはそこにいる全員の最適解であり、個人の方向性と必ずしも一致するわけではありません。

会社というのは1人1人の社員が集まってできた箱ですが、その集まった箱を最も良い方向に向かうために個人の思いとは別の道を歩むことも往々にしてあるわけですね。


ただ会社と自分を一体化してる「個人」からみると「社長の人生=自分の人生」であり「会社の人生=自分の人生」だと思ってしまいかねません。
そのタイミングで社長の人生は自分の人生とイコールではないし、会社は自分とイコールではないという事実に気がついた時に、裏切られたと感じたりするのではないかと思います。


ほんとうは
会社の中に自分がいるのではなくて、
自分の構成要素の中に会社や仕事があるだけです。

なので、自分がなぜその会社にいるのか、なぜその仕事をしてるのかを「他人の人生」ではなく「自分の人生」の中に置く、というのはとても大事なことのように思います。


おそらく仕事における会社と個人、上司と部下、顧客と自社などの間で起きる問題の根幹はお互いに「期待しすぎること」なのではないかと感じています。

会社として果たして欲しい役割がありそれをやる。依頼した仕事がありそれが実行される。客観的にみたらその積み重ねなわけですが、そこに期待値や一生懸命やってくれた、自社のことを考えてやってくれた、など「一体化」することを求め、その要求に応えられないズレが起きた場合に問題化する、ということなのかなと。

もちろん人間なので期待もしますし、感情として要求します。好きも嫌いもあります。安定してる時も不安定な時もあります。

ただ、
どんな時も相手と「一体化」しすぎず、求めすぎず、「自分」を生きることをお互いにもっと大事にしてもいいのかなと思っています。

それが多様性になりますし、自由に働くことにもつながる。
自分と同じであることを求めない、お互いに「自分」を生きることを認める、そんなことを当たり前にできる会社であれたらいいなーなんて思いながら今週も頑張って働きます。

今日は以上です。

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キャスター取締役COO。700名以上が47都道府県16ヶ国でフルリモートワークをしている会社です。書籍3冊出版。予約はこちら → https://amzn.to/33py414 | LiveNews αコメンテーターetc | 4歳になる娘が大好き。アイスはチョコミント派です