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ひろがるしゃしん

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架空の書籍の目次だけをつくってみたら実際に出版することになりました。写真についての考え方や生き方、はたらき方についての本になります。
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表現の純度とポピュラリティは両立するか

実は「バズ」っている写真を見かけたらミュートしています(ごめんなさい)。なんだか不穏な出だしですね。でも、これには理由があるんです。 SNSではその仕組み上、宿命的にある種の「わかりやすさ」が必要とされています。それまでは「普通」だった(と思われる)ようなことこそが、たくさんの人に「共感」を持って見られたりします。しかし、それは「マウント合戦」の元にもなります。「何をいまさら当たり前のことを言ってるんだ」というように。さまざまなモチベーションの人がいるからこそ起きる軋轢です

プラットフォームの再解釈と再定義で変わるSNS写真

SNSの普及により、世の中の写真を撮ること、見ることの総レベルは数年前に比べてものすごい勢いでボトムアップされました。タイムラインにはレベルの高い写真がどんどん流れてきて「いいね」していくのに毎日大忙しです。そのように多くの人の写真のクオリティが拮抗していく今、誰しもが「見てもらい方」について意識的にならざるを得ないフェーズに入ったのではないかと思います。 今回は、プラットフォームを再解釈し再定義することで変わるSNS写真について考えてみたいと思います。 プラットフォーム