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ひろがるしゃしん

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架空の書籍の目次だけをつくってみたら実際に出版することになりました。写真についての考え方や生き方、はたらき方についての本になります。
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#言葉

写真は言葉、写真は時間

私は一体何を撮っているのだろう? そんなことを考えた経験はありませんか。もし答えがあるとして、それは人それぞれ、きっと多様なものになると思います。というより、なんだっていいのかもしれません。それでもあえて問い続け、何かを導き出そうとする行為は決して無駄ではないはずです。 こんなワークショップを考えました。 例えば「写真を《言葉》にしてみよう」という思考のレッスンをしてみます。その後、反対に「言葉を写真にしてみよう」を、そして最後に「《時間》を言葉にして、それを写真にしてみ

言葉にすることをあきらめない

心のどこかで何か違うと感じながらとりあえず身近にある言葉を発してみたり、使いこなせない流行りの言葉に気持ちを託してみたり、それでもうまく言葉にできずに黙り込んでしまったり、そういうことはありませんか? ものすごいスピードで過ぎていく毎日のなかで、新しい言葉がどんどん生まれています。その意味をゆっくりと消化する暇もないまま、反対に長く使ってきたはずの言葉の意味でさえ変わっていることに気づいて戸惑うときもあります。果たして自分はほんとうに素直な感情を、気持ちを、想いをそれに相応