部落問題の周辺のこと
私は、なぜ、部落の人から、反差別論を展開するような思想家や、知識人が現れないのだろうかと、考えていた。部落のひとの、識字率が低いということは最近知ったのだが、私よりも、お金持ちの、部落の人もいるのだから、勉強して、努力して大成する人がいてもいいと思う。部落の文学者としては、まず、中上健次さんがいるが、反差別論を書いてはいない。
部落のなかから、差別現象を捉えるのは難しいのだろうか?部落の出身者で、京都大学卒業のひともいるから、部落の人の能力が低いとは思えない。部落のひとは、差