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ISOとF値とシャッタースピード

最初に、
Canonのカメラで、初心者の方向けです。
中上級者の方は参考になりませんのでご了承ください。

簡単に、ISOの数値とF値(絞り)とシャッタースピードで
写真の何を決めるかというと、まず「写真の明るさ」であり、そこから「撮るモノをどう表現するか?」に繋がって、背景をボカすのか(F値を小さく 絞り開放ともいう)全体にピントを合わせるのか(F値を大きめ5.6くらい)、または夜景で光芒(光のトゲトゲ)を作りたい(F11くらい)または背景を流すのか、水滴まで止めて写すのか…など、表現したい写真に合わせて設定を変えていくものだと考えます。

「写真の明るさ」について、
何で明るさを稼ぐか…

• ISOだと100は暗い方向、明るくするなら数値は高く(6400など)する。ただ、数値を上げれば上げるほど画質が粗くなる。(写真にザラザラ感、ノイズが出る)画質を良くしたいならISOは低く。でも写真が暗い。

• シャッタースピード(SS)を変えてみる。明るくしたいならSSは遅くする(1/20秒とか)方向へ。ただ、数値の基本はレンズの焦点距離と同じ数値といわれる。例えば50mmのレンズだとシャッタースピードは最低1/50秒。これより遅くなるとブレてしまう率が高いと言われる。

• F値(絞り)では、よく言われる「明るいレンズ、暗いレンズ」F値は数値が低いほど明るくなる。

「撮るモノをどう表現するか?」

写真の明るさを確保したなら次に押さえておきたいのは一般的に「写真のピント」。要は被写体がブレてない写真を撮ること。これはカメラを持つ人がしっかり構えて撮る事を前提にします。Canonの場合、設定にある『AF動作』で、「ワンショット」。これは止まっている被写体の撮影に適しています。風景や花などの撮影。シャッターボタンを半押しすると、1回だけピント合わせを行います。一方、「サーボAF」は動いている被写体の撮影に適しています。シャッターボタンを半押ししている間、被写体にピントを合わせ続けます。動き回る子どもの写真は「+追尾優先モード」でピントが追従。

ブレない写真ってだいたいどのくらいのシャッタースピード?スナップ撮影ざっくりで室内撮影1/200秒 野外1/500秒で、まぁピンボケにならないかなぁと。


「流すか止めるか」は滝の写真で、

上: シャッタースピード1.6秒

上: シャッタースピード1/640秒


光のウニウニ(光芒)は橋の写真で、

上: F値10

上: F値14

F値を高くすると暗くなりますが光のウニウニは
F11くらいからわかるようになってきます。

カメラのモードを『Mモード』マニュアルモードで
撮影すると、「ISO」と「F値」と「シャッタースピード」を個別で自分で決めて写真を撮らないといけません。「ISO」「F値」「シャッタースピード」この3つでバランスを取り合い写真を作成します。例えば、背面液晶モニターで見ると写りが暗い。明るくしないと写真は見えないので明るくしたい。その為にはどうする?ISO上げる?シャッタースピードを下げる?F値を下げる?通常の場合、ブレない程度のシャッタースピードを確保してからISOを上げるのが理想かと思います。

この様に自ら考えて写真を撮らないといけないから面倒ではあるけれどカメラの仕組みに慣れる、少しこだわって写したいなら『Mモード』もオススメです!