「お金」を「お金さん」と呼べばお金との関係性が変わる
『暮らしの手帖』編集長である松浦弥太郎さんの著書に「お金をお金さんと呼ぼう」という話がありました。
それは、現代人の生活の糧である「お金」を親しい友だちのように捉え、接しようという考え方です。(だから「さん」づけしているそうです。)
遠い街から自分のことを訪ねてきてくれた友だちには、自然と感謝の気持ちが湧くもの。
そしたら、お金だって、遠いところから旅をして、自分のところまでたどり着いてくれる上、何も言わなくても彼らの役割を最大限発揮してくれる大切な存在のはずです。
そして、友だちに感謝の気持ち、思いやりをもって良い関係でいると、別の友人を紹介してくれるのと同じで、お金さんがお金さんを呼んできてくれることだってあるのです。
この話を知ってから、「僕は今までお金さんをなんてぞんざいに扱っていたのだろう」と気づかされました。
「人間関係は心の写し鏡」といいます。
自分が人を信頼せず、愛さないでいると、周りの人たちもまた、自分を信頼せず、愛してくれていないように感じるのです(本当は心が曇っているから愛に気づかないだけなんだけれど)。
それでいて、「もっと自分を信じてほしい」「もっと愛されたい」と嘆くのはものすごく傲慢なことだと思っている。
でも、僕はお金さんに対して同じことをしてしまっていました。
お金さんに関心を抱かず、お金さんのことを口にすることをなんとなく避け、彼らが喜ぶ使い方をしていなかったです。
自分のためだけにお金さんを使うのはできる限り、やめよう。
彼らが喜んでくれるように使うことが、結局自分も嬉しくなれる道なのだと思います。
2019.12.8
noteを読んでくれてありがとう! 僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。