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フルサイズ vs APS-Cという話(素人がプロのなるための260週の記録

(第26週)
ご縁あって、この秋から、出張カメラマンの見習いを土日にやらせていただくことになりそうです。
ここ数週は、そのためのオリエンテーションを受けていました。
基本的にはカメラの使い方、撮影の手順、接客コミュニケーションというベーシックな内容です。
出張カメラマンの仕事は、記念撮影だけでなくスナップも込みなので、実際のお金をいただく写真を撮っていくのは簡単とは言えないと思いました。
お客様がどんな写真を撮って欲しいのか、言葉を引き出し、さらにそれを自分の構図イメージに当てはめていく作業は難易度が高いです。
ただ、考えるより慣れろだと思いますので、ただただ修行を積んでいくしかないと思います。

講座の中で一つだけ違和感を感じたのが、「カメラ機材の選び方について」です。
指定ではないものの、35mmフルサイズが強烈に推奨されていました。その理由として相対論で「APS-C、マイクロフォーサーズは、センサーサイズが小さいので写りがわるい、ボケにくい、ノイズがのりやすい」と説明されていました。
ちょっとFujifilmユーザーとしてはムムムと感じる内容でした。

確かにファッション、雑誌など商業写真ではCanonまたはNikonでないと仕事にならないという話を昔から聞きます。
とくに色味を一定に保つためにはFujiは使いづらいという話も。。

私も以前は、Nikonの一眼、ミラーレスにF4あたりの小三元レンズをつけて使っていましたが、一昨年Fujifilmのカメラと出会って、その色味とレンズの描写。さらに価格の手頃さで一気にシステム変更してしまいました。


現在は4000万画素のX-H2、2400万画素のX-Pro3、F2.8通しのいわいる大三元ズームなどメインにしていますが、早朝、夕方、ぎらぎらの日中、夜、スタジオとさまざまシチューエーションで困ったことはありません。むしろ、同価格のCanonの入門機のフルサイズよりも、階調性、高感度耐性では圧倒的に優位を感じています。
センサーサイズのそれより、レンズをどんなものを使うか、カメラとの相性などが重要な気がします。
たしかに、CanonやNikon、Sonyなどフルサイズをメインにラインナップしているメーカーからはすると、APS-Cは初級者向けに低価格なラインで配置していて部品や設計もそれなりなようですので、単純にフルサイズとAPC-Sセンサーサイズの優劣ではないと思います。
APS-C擁護論は私も含めFujifilmユーザーの方がいろいろ発信していますが、違う観点で写真家の井上浩輝氏が説明している動画があります。

やはり機材はどんな写真を撮るかという観点で、カメラとそれにあったレンズを選ぶことが大切かと思います。そういう意味で、価格的にもレンズのバリエーションが選びやすいFujifilmは個人的におすすめです。(強く)

皆さんはどう思いますか?

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