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『16歳からのはじめてのゲーム理論』〜経済学に目覚める! その①〜

こんばんは!
日中はだんだんと暖かくなってきましたね!
それでも油断しないように体調管理はしておきましょう…。

自分は経済学部ではなかったのですが、
大学生の時に実験の被験者になったことがあります。

その時の実験のテーマがゲーム理論でした。
当時はよく分からなかったのですが、なんだか面白そう!と思っていました。

急にですが、ちゃんと経済学を学んでみよう!と思い立ち、
今回はその入門となる一冊をレビューします。

人もネズミも、理由があって行動する。

急にネズミが出てきてどうした!?って感じですが、
ネズミ親子が主役の漫画形式の本なのです。笑

いきなり核心に迫りますが、
ゲーム理論は、「相手の立場になって考えてみる」と言うことを訴えているように思いました。ものすごくシンプルな理論ですね。
本で挙げられている具体例を見てみましょう。

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地域の老舗ケーキ屋さんはチーズケーキが有名で、350円で売られています。
その街の駅裏に新たにケーキ屋さんがオープンし、チーズケーキを10円安い340円で売ろうとしています。

味によほどの自信があり、10円高くても売り続ける自信があるなら良いですが、
好みの味は人それぞれなので、駅裏の新しい方にお客さんが一部流れてしまう可能性の方が大きいです。

そこで、老舗店がもし340円に対抗して、330円にしたとします。
駅裏店は「わざわざ10円低い値段にしたのに」と思い、おそらく320円に値下げすると考えられます。

老舗店は320円に対抗しようとしますが、駅裏店はさらに値下げすると予想できます。
こうなるとお互い値下げ合戦になり、ついには材料費までお互い値下げが行われるでしょう。

つまり、最初の選択で値下げを選択せずに高値を維持することで、
お互いが利益を維持したまま売ることができるのではないかと言うことです。
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やや長くなってしまいましたが、「自分はこうしたい!こうしなければいけない!」とだけ考えるのではなく、
「自分がこうすると相手はこう考える」と言うことに想像力を働かせると、また違った行動を選択ができるようになると言うことです。

第6章の終わりではこう結ばれています。

「私、こう思うの。…相手の全ての行動の理由を『ああ、あの人はバカだから、気分屋だから、ああしたんです』って説明するのは簡単だけど、世の中そこまで単純じゃないよね。…」

判断にスピード感が求められる仕事の現場では、なかなかこのように考えを巡らせるのは難しいかもしれません。
ですが、豊かなものの見方が出来るようになりたいと思いました。

ゲーム理論…もっと知りたいって思いました!
次回はもう少し理論を学んでいきたいと思います。


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