余とスマブラ【エッセイ】
高校時代からの友人である宗純君に勧められたスマブラなるゲーム、重い腰を上げてようやくやる気になったのは一年くらい経った後のことだった。
正確に言えば、勧誘後すぐに宗純君のコーチングを受けたが、低いモチベーションと一向に成長しない姿に愛想を尽かされてしまった。
そのとき選んだネスというキャラター。
「大人も子供も、おねーさんも」使いやすい初心者向けと言い張る輩もいたが、その三例法に漏れた「はみ出し者」がたまたま手に取って自爆し、そのまま画面外の穏やかな日常へとフェードアウトし