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ツエーゲン金沢戦 対戦前分析(2022年J2第22節)

こんにちわ。ひだりです。

先週からはじまった胃腸炎風邪の影響が続き、今週は家族全員、体調に難を抱える低調な毎日でした。週末に差し掛かってようやく回復期に入ったかな…くらいの感触なので、明日の試合は強い心で来城断念DAZN観戦かなといまのところ考えています。
家族の不調を続けさせない覚悟もまた漢の仕事……でも新商品、バケットハット、めちゃくちゃカッコいいのよな。ほしいな……迷ってます。

さて、2022年のJ2リーグも22節、もう折り返しです。
ここまで町田は8勝6分7敗の勝ち点30の7位。
もうちょっと…もうちょっと…という想いと、まあメンバー人数も少ない中でチームも本当にがんばってるからなーという実感、双方あるのが複雑ですが、宇野禅斗も無事帰ってきたし、夏の補強を(渋谷方面チラ見しつつ)期待して、後半も1試合1試合、勝利を目指して闘っていきましょう。

さて、金沢戦のプレビューです。いまあまり表に出しづらいZダービーです!

分析にあたってはDAZNの金沢戦過去5戦ハイライト+フルマッチ(前後半15分以降)を数試合ざっとチェックして、

・どんな戦い方を志向しているのか
・どんな形で失点しているか
・特徴的な選手は誰か

あたりを気にしながらチェックしています。
相手チームについても参考になりそうな記事がある場合は参考にします。

「FC町田ゼルビアの対戦相手を理解する」が裏テーマなので、まずは相手チームが町田に対してどんな戦い方を目指してきそうかを考えるところからスタートし、じゃあ町田はどう戦うべきか対策を考える、という流れでまとめていきます。

金沢は7勝7分7敗の勝ち点28の12位。
順位こそ差がありますが勝ち点的にはまったく差がなく、金沢が勝てば順位も入れ替わり町田のプレーオフ圏内も遠のく、金沢は近づくという、双方にとって絶対負けられない戦いです。

【前回対戦振り返り】

前回対戦は3/6の第3節アウェイ戦。得点シーンを振り返ってみます

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21分
高江にあたったボールのこぼれを林誠道が逃さず決め切り金沢先制。

71分
翁長のDFの股を抜くグランダークロスに平戸が合わせ、うまくファーポスト側へ流し込んで同点。

89分
平戸センターライン中央付近の位置から左ハーフスペースで待つ太田へ縦パス、そのボールをダイレクトで裏への浮き球で走り込むテセに一発配球。テセがGKをかわしてゴール。

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ゼルビア2-1 金沢で逆転勝利。
テセのベテランらしい落ち着きのあるゴールで逆転、が印象に残っている試合ですね。J2 100勝に到達した記念的なアウェイ勝利でした。


【金沢視点での町田対策】
最近の金沢の試合を見ていきます。

・タテへの意識が極めて強い、というかヤンツーさんのサッカー。
・武器はボール奪取から縦パスで裏狙いのショートカウンターまたはロングボールでFWに当てポストプレーから2列目でのフィニッシュ。
・個人的な注目選手は10番嶋田。展開力、ボールを運ぶ力、飛び出すタイミング、オフザボールで相手選手を釣る動き、フィニッシュ。全体としてサッカーをよくわかってる選手。
前回対戦でも得点したFW林誠道も献身的でパワフルな良いFW。
・林、杉浦あたりツートップが町田CBを牽制しつつ、少し低めに引いてミドルサードあたりで中盤のダイヤモンド+SB連動した守備でボール奪取からのカウンターを狙う
・町田にサイドの高さを出させないために、町田のサイドの裏を狙っていく。FWのサイド流れ、SBのオーバーラップ等。あいたハーフスペースを島田あたりが補完する
・後半豊田投入してクロス攻略に変化をつける。ヘッドまたはポストプレーからの得点も狙い目。

【町田の対策】
・金沢は縦パスの積極性が光るチームだが、その大前提として、タテくさびを入れるために、中盤低めの位置で前を向いてボール保持したい、中盤の連携した動きでスペースを作りたいチーム。
・金沢のダイヤモンドの底とサイド、アンカー+LSH・RSHにプレッシャーをかけ、前を向かせない守備をかける。5−1で金沢を一蹴した岡山が徹底していた策。
・コーナーキック超重要。コーナーの守備がゾーン気味だが、ゴール前全域をあまりカバーできておらず、横へのクロス、コーナーからの失点が多い。深津でスラしてファー詰めみたいな形は常時狙っていきたい。
・サイドにはある程度持たせて良い。球際・かけっこで負けずに町田のサイド攻略の糸口にする。
・クロスは積極的に使いたい。サイドからは速いグランダーよりもふわっとファーにまわる、キーパーを超える球を入れたい。(ゼルビアはシンプルなクロスなかなかしないのはありますが、、)
・タテvsタテでの勝負にこだわると、噛み合いすぎてリスクが高いので、できれば避けたい。アウェイ金沢戦でのテセゴールのように瞬間的にタテにスイッチを入れる攻め方は有効だが、布陣がのびる後半に限って狙うのが良さそう。前半からあの遠い距離を扱う攻め方は金沢も攻めやすい状況になる。
・ヨコでいなして、プレスをしぼらせない、スキをついてサイド裏の集中攻撃。
・守備時は金沢の重量系FW、機動系FWの組み合わせのケアでCBが負担大きい。サイド、ボランチ含めコンパクトにスペースを与えない、引きすぎない守備が重要。スペースあると嶋田がいいところ突いてくるぞ。

金沢は戦術上、あまり幅を取らない戦い方っぽいので、逆に町田はワイドを上手に使い、金沢らしいタテへのテンポの速い攻め方をそもそも発動させにくい状況を作りたい。
いったんスペースを見つけるとロングボールもスパンと入れてくる。クサビのスピードも速いものが多いので、金沢前線に届いてしまうと一気に局面勝負が発生します。
だから局面を発生させない。効果的なクサビを打ちづらい状況をキープできるかがリスク回避につながります。
とはいえ過去の対戦見ても後半はオープンな展開になると思うので、そういう状況でこそ、金沢だけではなく、町田もタテ意識のチームであることを見せてやらなければなりません。

運営も漢祭をがんばってます。お祭り試合の勝率高さをキープして今節も漢気で戦い抜き勝ち取りましょう。共闘!

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