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【1093日前】言葉の責任

Kindle Unlimitedに登録していたのをすっかり忘れていたため(というか、登録していたことすら覚えてない💦)、解約しようか…でもその前にせっかくだから、どんな本があるか見てみるか…と探して出逢ったのが、昨日のブログにも書いた『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』。

もちろん初見で読みたい!と思ったわけではなく、発売当日から読みたいと思っていた。

岸田さんの文章は、どこかさくらももこさんを彷彿とさせる。

本書を読んだ感覚も、あの名作『もものかんづめ』の衝撃に似てる。

文字嫌い、本嫌いの私をのめり込ませたあの面白さ。

岸田さんの書く文章はそれだけじゃない。家族という、日常の愛に気づかせてくれ、心の中でホロリ涙する。
本当、天才。

たった半日ほどで読了した後は、幡野広志さんの『なんで僕に聞くんだろう。』を読み耽る。

ガン患者の幡野さんがさまざまな人生相談に応えるエッセイ。だと思うけど、実用書かもしれないな…

こちらも全力で全ての人に勧めたい良書。
時に救われ、時に気付かされ、時にうなづく。

この2人の文章はずっと読んでいたくなる。
私の頭の中で(起きてる間だけ)ずっと自動再生されていればいいのになと思うほどに心地良い。

それはおそらくこの方々は自分の言葉に責任を持っているから。
押し付けでもなく、推論でもなく、これまでの自身の経験等から自分の言葉で、そこに責任を持って発せられている。

それがなんだかとてつもなく心地よいのだ。

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