ネガティブな『引き寄せの法則』

「11回も追突されたことあるんです」そう話す方がいらっしゃる。保険外交員なのでクルマに乗っている時間は長いわけだが、それにしても多すぎる。私はその方の運転を見たことがない。だから追突される理由が引き寄せの法則なのか単純に運転の仕方なのかは分からない。保険外交員でなかったら「当たり屋か？」と思われてもおかしくない。

私は人生に一回だけ人様のクルマに追突したことがある。よく通る道路で青信号から黄信号になるまでの間隔が短いのは分かっていた。なので、その日も加速気味で通過しようとした。ところが、何を思ったのか前のクルマが青信号でブレーキ！「えぇー！！」決死のフルブレーキングでもあと数cm間に合わずコッツン。

警察を呼ばずその方が懇意にしている修理工場にそのまま持ち込む。リアバンパーの塗装が少し剥げた程度で済んだので5,000円支払って終わり。追突したことには間違いないが、どうしても訊きたいことがあった。「なぜ青信号でブレーキ踏んだんですか？」「あ～ そろそろ黄色になるかと思って早めに踏んだんだ」確かにその1秒後には黄信号に切り替わっていたが…。

世間話を交えてその60代の方と話していたら徐々に理解してきた。私が追突したのはその修理工場が出している代車。何の代車かというと自分のクルマが追突されての。「あ～ そういうことか！」そもそも追突されやすいドライバーだったということね。そういう危うい運転をするタイプのドライバーを瞬時に見抜けなかった私が悪い。

引き寄せの法則

それはポジティブな思考が良い経験を、ネガティブな思考が悪い経験を人生にもたらすという信念。だから良い意味でも悪い意味でも重なる人には重なるもの。

・年に1回あるかないかの高級レストランの髪の毛混入
・スーパーが大量に仕入れたりんごでたった1個だけ中身が傷んでいた
・6個入りの袋に5個しか入っていなかった

だいたい上記のような件でクレームを入れる人は「なんでいつも私だけなの！」と怒っていると思う。本当にその通りで常日頃から悪いものを引き寄せている。なぜかクレーマーにはそういう品が行き渡ってしまうものなのよ～ 山口県阿武町の4,630万円も、よりによって一番渡してはいけない人に行ってしまうんだよね（笑）。