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大人になっても学んでばかり

ここの避雷針は文字通り“雷を避ける針”なのではないかと勘ぐってしまう。近くに小学校があるが、20m超の建物なので建築基準法により設置が必要とされる。ここ数年で2回大きな落雷があったが、いずれも避雷針を避けて熊野神社の『かなえスギ』や小学校のアスファルトに落ちた。気まぐれな雷の自然現象のせいか、そもそも避雷針に放電せず呼び寄せる機能が働いていないのか?

私は中学生のときに目の前で雷を体験した。といっても辺りは一面白の世界で落雷の瞬間は見ていない。昭和の頃はまだ木製の電信柱があり、そこに落雷したのだ。道路の対側なので約6mの距離感。自宅まで残り200mという位置で人生初腰を抜かした。同級生は走って逃げたのに、私は四足でジタバタと進むだけ。ヒトはこういう状況になると意味もなくケラケラ笑ってしまうものだ。恐怖の限界を超えると強制的に笑って精神崩壊を防ぐシステムが備わっているのかもしれない。

リアルな体験と机上の知識

漢字や文字による勘違いは多々あると思う。
以下は私が大人になってから知ったこと。

シロアリはゴキブリの仲間。名前に“アリ”って付くんだからアリの仲間でしょ!と思いたくもなるが別の分類。容姿が似ているってだけで名前が“アリ”になるんだから、昆虫の名前はわりと適当。
どちらも『森の掃除屋』として重要な存在。シロアリは朽ちた木を、ゴキブリは死んだ獣を分解・処理している。

カモシカはウシの仲間。なぜかシカ科ではなくウシ科なのだ。
男「君の足はまるで“カモシカのような足”だね~」
女「きゃ~ そんなに細いかしら、私の足♫」
うっとりしちゃいけない。悪気はないが彼はウシの足に喩えてしまったのだ。「ウシの足」と言われて嬉しい女性は皆無だろう。

渋谷の109は東急だった。10(トー)9(キュー)という語呂合わせだったのね。米沢市には『鳩美容室』があって旧店舗にはデカデカと810の数字が掲げられていた。クルマで通るたび「あれはなんなんだろう?」と思っていたが、語呂合わせに気づいて納得した覚えがある。そこから109を理解した経緯なので東京に住んでいる時代は気づかなかったわけ。

山形市七日町は「なぬかまち」と呼ぶ。ずっと「なのかまち」と呼んでいたよ。道路標識にはちゃんと“Nanukamachi”と記載されているのだ。アナウンサーの発音もそう。山形県はいろいろ独特。京都では“舞妓”だが山形市では“舞子”。酒田市では“舞娘”なのだ。ちなみに舞子は花笠まつりに登場する。

阪神は地名じゃなかった。大阪の『阪』と神戸の『神』を結ぶ阪神電鉄だったことを知ったのも勉強会で大阪に行ってから。甲子園球場は大阪ではなく兵庫県西宮市にあるのね~ たったの2駅だが隣の県にある球場へ足繁く通っている大阪人はやっぱり熱くなるわけだ。

Little Glee Monsterの勘違い。巷では略して「リトグリ」と呼んでいたのでずっと『Little Green Monster』と耳が勘違いして覚えていた。
山形の樹氷といえば『Ice Monster』だよね。だから緑がイメージカラーの背の小さい女の子たちなんだろうと思っていたわけ。以下は調べた結果。

グループ名の中にある単語「Glee」は「男声の3部またはそれ以上から成る無伴奏の合唱曲」を指す音楽用語であるが、元々は「心を解放し、歓喜すること」を意味している。

Wikipedia

浅漬けの勘違い。20代まで「朝漬け」と本気で思っていた。夕食にお店に行って「あさづけもどうぞ」と勧められ(ん~ 朝調理したものを夜に出すのか?)「結構です」と遠慮した経緯がある。お店の自慢の逸品だったかもしれないのに惜しいことをしたものだ。

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