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悩みなんて全部まとめて貝塚にポイ

なかなか面白い視点で「クスッ」と笑ってしまうこと多々あり。
望月昭秀さんの『縄文人に相談だ』

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現代人の現代的な悩みに縄文人のふりをした現代人が縄文的に答える本。
深刻にみえる悩みも縄文的な価値観の前では何てことないのさ~

Q.女子なのに女友達がいません

A.私は女子なのに女友達がいません。それはもう小学生の高学年くらいから女友達ができません。ちょうどみんなが男子を意識しはじめた頃からです。彼氏はいますし、男友達もたくさんいるのですが、どうしても女友達だけができません。

こんな質問が縄文人に寄せられる。それに対する答えがこちら。
「重要なのは子孫繁栄だから大丈夫」
その詳細は待合室にある本書を読んでいただいて。

動植物に限らず全ての生物の究極の目的は子孫繁栄。ネコがネズミを見つけたら無条件で追い掛けたくなるような遺伝子に組み込まれた本能。

そんな本能もヒトに限っては理性で抑えつけられている。現代は様々な問題が壁になるからね。

日本における独身者の生涯未婚率は男性約26%、女性約17%
数字だけでは分からない。人の数だけ理由があるのだろう。

一年中、芋煮会を開こう

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芋煮は我が山形の郷土料理だが、芋煮会を開くと参加者の人物像が見えてくるものだ。私が会社の人事担当だったら適性検査と芋煮会で配属先を決めたい。結婚相手を見定めるのにも有効だ。

まずは参加者の人数を確認し場所の選定。水場の有無やトイレの数が重要になる。そこから鍋がいくつ必要か食材の調達を考える。竈(かまど)を借りられたらラッキーだが無くても河原の石を積み重ねればいいだけ。

日々風向きが変わるが大抵は春夏に東南、秋冬は北西の風が吹きやすいので肌で感じながら竈を設置し薪を並べる。縄文時代とは違って現代は着火剤があるので楽ちん。火起こしだけでも昔は苦労したであろう。

時代は変わっても集団生活になると必ずリーダーは必要。適材適所に仕事を分配できたらリーダーの素質があるわけだ。作業を任された人が野菜を洗って切る。これだけでも性格が見えてくる。

ある程度任された作業が終わったとき。ボケ~っと突っ立っているか、まだ終わってない人の手伝いに行くかでも差が出る。最後の鍋を洗うまでが一連の流れ。気になるあの人と一緒に住んだら「こういう感じかな」とイメージがつきやすいだろう。

芋煮は調味料の分量が多少大雑把でも不味くて食えないなんてことはない。誰が作っても大抵上手くいく。成功体験を共に味わうことで何かが生まれるかもね~

もりもりと何度もお代わりする人がいたら「元気そうだから、とりあえず近々の病気の心配はいらなそうだね」と考えやすい。料理の段取りや手際がよかったら「食のことは任せた!」と安心できる。

他にもあるが様々な物の見方ができるのが芋煮会である。ぜひ理性をほどいて本能で共同作業してみよう。縄文時代は狩りも食事もグループ活動だったであろうから。

変に気を使わない素の状態を気に入ってくれたら同棲したときにも楽。本性なんていつかどうせバレるんだし最初から見せてしまうのもアリ。

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