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人の欠点なんてものは存在しない

録画していた番組を観ていた。そこでは由紀さおりさんの『夜明けのスキャット』を紹介していた。解説がなければ何も気に留めなかったこと。

スキャットとは、意味のない音(例えば「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」「パヤパヤ」といったような)をメロディーにあわせて即興的(アドリブ)に歌うこと。

Wikipedia

由紀さおりさんの「ルールルルー」やネスカフェのCM「ダバダー ダ ダ ダバダー」みたいな感じ。へぇ~と納得しつつ「待てよ…」と。ハッとして、じゃあ昔流行ったスキャットマンってそういう意味? 調べたらやはりそうだった。当時は「変わった名前だな~」くらいにしか思っていなかったが、スキャットがベースにあったなんて今さら知ることになる。

人に無いものを活かす

スキャットマン・ジョンは吃音者だったようだ。普通に話そうとすると吃(ども)ってしまう。でも、彼は意味のない言葉なら吃っても問題ないだろうと独自の歌唱法を身につけた。敢えてスキャットすることで吃音から自由になれたと。何が功を奏するかは分からない。

“欠点”をマイナス視点で捉えればそれで終わり。それを“欠かせない点”と捉えたらどうだろう? 一気に意味が変わるよね。考え方一つで生き方が変わるのさ~

背骨が横方向に曲がる脊椎側弯症のウサイン・ボルト選手はそれまでの常識になかった上半身を左右にしならせる独自の走り方で金メダルを獲得した。

発達障害の一つ多弁症。他人が口を挟めないほど延々と話し続ける。落語家の柳家花緑さんはその能力を活かして今日も高座に上がる。

人の欠点なんてものは存在しない。人と違うことが利点になることもある。私は社交不安障害(会食恐怖症)で辛い時期があった。それもスピリチュアルな目線で見れば神様から与えられたギフトみたいなものなんだろうな~


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