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このうどん危険につき

これを若者言葉で表現すると「ヤバい」なのだろうか。もし、食べる機会が訪れたら、しばらく他のうどんは食べる予定のない日を選んで。

こちらは私がうどん好きだと知った方よりいただいた。以前には同じ生産者の十割乾麺そばもいただいたこともあり感謝感謝である。

何がすごいって蕎麦も小麦も無肥料・無農薬で育てていること。生産者の千葉陽平さん、出身は愛媛県なのに米沢の土地で就農を決断したということで地元民としては大変喜ばしいことだ。

米沢の土地のパワーは意外と地元民は知らない。一度米沢を離れてみないと分からないものだ。他県出身の方はすぐ気づくのに。

当院へいらっしゃる転勤族の方々は3~4年後になると、ほとんどの方が体重増加になって帰ることになる。何を食べても美味しいのでついつい食べすぎてしまうのだ。

普通のクオリティが高すぎると、ときには損することもある。他県で「行列必至の人気店」へ行ってもあまり感動するほどでもないことに。

そんな私が認めざろう得なかったのは『讃岐うどん』の美味しさ。初めて口に入れたときは驚愕で一瞬箸が止まってしまった。
「香川県民は毎日これを食べることができるのか!」

香川へは2度訪れたが朝昼晩すべてうどんにしたほどハマってしまった。これほどのクオリティなのに香川県内に小麦畑はほとんど無い。大半はオーストラリアの契約農場で作られた小麦だったのだ。

悔しいが小麦に関してはオーストラリアに負けを認める。私にとってはそれが事実。ところが、その20年以上君臨していた不動の1位があっさり入れ替わってしまった。

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米沢産の小麦が堂々の1位になったのである。下手に私が表現しても説得力がない。乾麺なの? いやいや、乾麺だからって舐めてもらっちゃ困る。論より証拠。ぜひ食べていただきたい。

できれば体調の良い空腹のときに。胃が不調だと味覚も落ちてしまう。それに最大限、小麦の香りも吸っていただきたいので鼻詰まりがないときに。

注文の多い料理店か!
あまりそんなことは気にせず好きなときに食べてくださいな。
太麺と細麺の2種類あるが好みの問題。私は細麺の食感が好き。

自然栽培百姓 山形ちば吉

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