見出し画像

クルマなしで生きていけるか? 5月からのルール変更

これだけ高齢者の交通事故が多くなってきたのでいつか来ると思っていたが来月から導入される。新しい『高齢者運転免許更新制度』75歳以上の高齢のご家族がいらっしゃる方は備えておくべし。

既に高齢者教習というのは行っている。変わるのは75歳以上からのより厳しくなった認知機能検査のテスト。そして免許更新までに何かしらの交通違反をした方は運転技能検査のテストが必須となる。S字やクランク等の仮免許を取るための試験と同等。ただ、教習所の先生に訊いたところ若者よりは採点基準が甘くなるらしいので、よっぽどでなければ大丈夫だろうと。

ゴールド免許の方は運転技能検査がパス。認知機能検査のみ。ただし、このテストを落ちてしまうと医師の診断を仰がなければならない。逆走などで他車を巻き込んじゃいけないからね。

なぜか費用(手数料)も改定。従来の高齢者教習は2時間で5,100円。新制度では6,450円に値上がり。認知機能検査は750円→1,050円。運転技能検査は3,550円。
75歳以上でゴールドじゃない方は免許証の更新手数料2,500円と上記の教習・検査費用すべて合わせて13,550円也!
1回でパスできればそれでOKなのだが、運転技能検査に落ちると都度3,550円がかかってしまう。一応期限の半年前から何度も受講できるが、5回落ちたら諦めるべし。

他の改定ではサポカー限定免許の導入。衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置が付いているクルマ限定の免許。ん~どうなんだろう? これは普通車限定なのである。軽自動車は除外。

運転レベルが落ちてきたことを自覚して自ら免許証を返納する方はいい。未練がある方ほど精神的に凹むだろう。スポーツ選手の戦力外通告みたいなもんだ。「免許剥奪された!」そんな方でも運転できる乗り物がある。電動キックボード。

これは道交法の改正で免許不要になった。ただ、間違っても運転技能検査に落ちるような方は乗っちゃいけない。タイヤが小さいということは挙動が激しくなる。慣れないと真っ直ぐ走ることすら難しい。タイヤの大きい自転車ですら高齢者はフラフラ走ってる。いよいよ選択肢は絞られてきた。

デマンドタクシーという選択肢

先日投開票が終わった高畠町町長選挙。現職を破って当選した候補者はデマンドタクシーを積極的に配備できるよう訴えかけていた。納得である。バス停が遠く、足のない高齢者はどうやって買い物や病院に行くのだ? 毎回普通のタクシーを手配していては老後資金が目減りするばかり。現実的ではない。

免許証を自主返納すれば自治体からタクシー券が交付される。が、一回こっきり。ケチくさいね~ 山形市のように「毎年あげるよ」と言ってくれれば安心して返納できるのに。だから交付が一回こっきりの自治体はデマンドタクシーのように乗り合い方式で運営していくのがベターである。

一人での買い物もいいが誰かと一緒だと会話が生まれる。そして孤独にもならない。デマンドタクシーではないが今年新採の教員は運転免許がないので毎朝教頭先生が拾っていくらしい。果たして会話は生まれているのか? 私なら夏休みまで待たず、仕事終わってから教習所へ強行して取得するぜ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?