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ここの餅は次元が違う! 『壽恒庵(じゅこうあん)』

七五三参りというハレの日には何を食べるか?「そりゃーお餅でしょ!」まさかそんな思考になるご家庭は極少数でしょう(苦笑)。お寿司はいつでも食べられるけどお餅は滅多に食べないよね。以前は親戚の家が所有していた杵と臼でペッタンペッタンとついたもんだけど。

七五三を祝うのもこれが最後。だから、とっておきのお餅を食べさせてあげたかった。国道287号線の広幡から細道に入って1分。もち処『壽恒庵(じゅこうあん)』さんへ。昨年オープンしたのでご存知ない方も多いのでは。

まずは食事前にスタジオで着付けをしてもらって上杉神社にてご祈祷。好天に恵まれ紅葉も綺麗でいい日和だった。アチコチに和服姿の子どもたちが。3歳のときは1組だけだったんだけどね。30分刻みで宮司さんも大忙し。

さすがにこの格好で食事は大変だと思い、自宅で着替える時間の余裕はつくっていたが急遽「鯉に餌をやりたい」と。確かに分かるよ~ 私が小さいときもそうだったから。でも、鯉や鳩に餌をやっているうちに予約した時間が差し迫ってきたぞ。着替えている時間はないのでお店へ直行!

新米のお餅にテンション上がる

お部屋の片隅で着替えさせてもらった。帯を締めた状態じゃお腹が苦しいもんね。私もネクタイを外しワイシャツ姿で席に着く。何やらテーブルに高級そうなお膳が用意されていた。会津塗りとのこと。他にも随所にこだわりが感じられたお部屋。ん~ やはり薪ストーブはヨツールか。「いいなぁ」と眺めながら予定していた三種セットを注文。この時期は新米でのお餅なのでテンションが上がる。

・あずき餅:さっぱりした甘みでいくらでも食べられそう。
・納豆餅:大粒の納豆。この納豆で毎朝ご飯食べられたら天国じゃ~
・雑煮餅:お出汁が絶品。やっぱり雑煮にはセリが合うね~

普段少食の娘が無言でバクバク頬張っていた。これは完全にヒットした証拠。子どもは素直だから分かりやすい。田んぼの土作りからこだわって育てたもち米だから他とは違う。私もこだわりが強いほうだが庵主のレベルには到底及ばない。これで来年の正月は壽恒庵さんのお餅で決まりだね。またお世話になります。

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