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感覚とデータ どちらを大事にする?

今年の雪は多いと言う方が多い。大抵は肌感覚的なものだろう。同じような積雪量であっても一年間で落ちた体力ではキツイ。食事量と同じで年々食べられなくなるはずだ。曖昧な感覚はデータで比べてみるのが一番。気象庁のデータで調べると昨冬の最深積雪のピークは134cm。2月22日までの今冬はちょうど昨日の152cm。昨日1日の22cmの積雪で増加した数字なので、それまでは決して多い数字ではなかった。累積降雪量では同日付の比較で599cmと平年の581cmと大差ない。クリスマス寒波から始まった今シーズン。大変なのは2カ月くらいなもんだ。残り10カ月は平和に過ごせる米沢市である。

ここ米沢市では2月20日でマンボウが明けた。飲食店等の時短営業含め一体何のための期間だったのか? 中高生の部活動を停止させたことで生徒はイライラ。公共施設も制限したことで一般人は利用できずフラストレーション出まくり。ん~分からん! 単純に「マンボウするよ」と言ってみたかっただけなんじゃないかと。だって飲食店でクラスターなんて起きてないでしょ。なのに3~11万円/日の協力金がもらえる。
そして昨年廃業したホテルを無症状・軽症の宿泊療養施設に指定している。そこは換気システムがセンター方式でフィルターに不備があれば全室に物質をばら撒く空調。あれっ!? 廃業した時点で空調壊れていなかったっけ?

何か自治体としてやっている感を出したかったのだろう。なんちゃってマンボウでもいいから。何もしないとサボっていると見られちゃうからね。山形県の何倍も数字が多い宮城県の村井知事は「飲食店を狙い撃ちする対策をとっても大きな効果は得られない」と公に言っており、ちゃんとデータを見ているな~と感心。

やっぱり米沢市がしたかったのはあれですよ、あれ。テッ テッテレッテ 「あぁ~~ うっ♪」でおなじみのキューバの『マンボNo.5』(笑)。
上杉雪灯篭まつりを中止にしちゃったので飲食店に協力金をばら撒くお祭りとしてね。担当者は上から「マンボウするよ」と言われて「はい、あのマンボですね」と聞き間違えたのかもしれない。祭りと政(まつりごと)も響きが似ているからね。そう考えないとマンボウをした意義がみえてこないのよ。

時短要請は感染抑止効果に関係がなかった

政府あるいは東京都等が根拠にしている夜の人手を減らせば感染が減るという証拠はなかった。統計学的には存在しなかったというのが明らかに。時短営業が本当に効果があるのか政府が出してきた(東京都が根拠にしている)資料に基づいて京都大学の藤井聡教授が分析。結果として21時以降の人流抑制は感染抑止効果に関係がなかったと。手っ取り早くその部分の記者会見(弁護士の倉持麟太郎氏ら)の様子を観たい方は11:25からどうぞ。


政府は単位根検定を行わず統計的に不適切な分析過程に基づいて、この結論を導いているという意味で極めて統計的能力の欠如を持った資料である。
悪意に基づいているのではないかとすら思わせる統計的に有意でないということが分かりながら「有意であるかどうか」という情報を隠蔽し、そして「有意である」ということを資料にして国民の21時以降の自由を拘束することが正当だと思わせるような資料をこうやって公表している。

特に驚くことではない。こういう資料は過去にも山ほどあった。現代の日本で政治家の言うことを100%鵜呑みにする人は皆無だろう。何かしら疑ってテレビを観ているはず。ところが上記のような記者会見は放送されない。公平性って何だろうね。藤井聡教授が言う欺瞞(ぎまん)が目的かな。

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