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避難民は5万人、難民認定は1,000人に1人

難民申請の状況から、日本には避難民が約5万人いると推計されるが、難民申請で認定されるのは1,000人に1人と、ほぼ先進国では異例の鎖国状態になっている。

図1 避難民の数5万人

日本の難民総数(令和4年現在)は202人。難民認定されないが人道的配慮から在留する外国人を含めても1,962人になる。

その推移を年度ごとにみると、毎年4〜5,000の難民申請があることがわかる。

図2 難民申請の推移

幾度となく難民申請をする外国人が問題になるが、実は、一度申請をしただけで諦めちまう人たちが圧倒的に多かった。人口密度で考えれば、日本は結構貢献しているのでは? と思って調べてみたらこんなことになってんだものなあ。

4万人ほどがいったいどこへ消えた?

難民認定されずとも、留学や技能実習という形で数年の滞在ならできるので、これら制度に紛れて、政府は難民の実態把握ができていないのだろう。

どの行政も4〜5,000程度としか統計からは見えてこないが、なぜ累計数をみて見ない振りしているのだろうか、出入国管理など名ばかりで謎でしかない。外務省、総務省(出入国管理)、厚労省(在留者健診)、地方自治体(健康保険、住民登録)と縦割り行政になっているからなのだろうか。

ロシアによる難民テロが欧州を襲ったことがあった警戒感だろうが、ここにきてさらに短期滞在者の強制送還に踏み切るらしい。日本を経由しただけで他国で難民と認めれらているのだとしたら、G7での突き上げやら何やら、なんだかとんでもないことになるんじゃないかと思った。

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