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いたずらな伝説をつんで花束にして


2020.6.23 19:00

Mリーグ2019
ファイナル最終日

泣いても笑っても、最後の2半荘

私は都内某所でプチPVを企画し、16人のMリーグ大好きさん達と大画面の前で控えていました。

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フェニックス、ABEMS、Piratesの三つ巴。
サクラナイツは、親番で朝まで大連荘が必要。

そんな状況の中、色んなチームのサポーターが1ヶ所に集まりました。
企画しといてあれだけど、、
皆んな、
来てくれてありがとうな気持ち。。

1戦目、石橋選手がトップ、近藤選手がラスという結果により、、
Piratesとフェニックス
2チームの接戦に!!

最後の試合、誰が出るのか、、
2戦目を待つ間、皆んなに話題を振りましたが、
皆んな、分かってたよね。。
私も分かってた。。

Pirates 小林選手
フェニックス 魚谷選手
ABEMS 多井選手
サクラナイツ 沢崎選手

このメンバーしかいない!
そう思わせる4人の最終半荘。


東1局から、多井選手の見逃し。
東1局の見逃しなんて、、
最終半荘じゃないと見られないようなプレー。
そこに、並々ならない気合いと、胆力、優勝しか見ないという確固たる気持ちを感じました。

その後、魚谷選手の意地のツモ。
高い手は上がる気で、しっかり手を作る沢崎選手の立直。
その立直により生まれた、魚谷選手の上がり。。

力と力のぶつかり合い。
チームや、サポーターを背負っている。そんな意気込みが、ひしひしと選手から伝わってきました。

私の周りは、声援と、悲鳴と、涙と、、色んな感情に埋もれていました。

私は全チームを応援、、
そんな気持ちでいた結果、
それぞれの選手に心を奪われ、感情が迷子。。

全員とハイタッチするって意気込みのまま、上がったチームのサポーターとはハイタッチや乾杯をし、
上がられたチームのサポーターとは、苦しさの中、抱き合いました。

この日の私の口癖は、、

『皆んな、息してる?』
『ちゃんと息してね!!』

でした。

そんな当たり前の事を言わないといけないくらい、
感極まったサポーター達は、歓喜と絶望を行ったり来たり、、
一喜一憂し、生きる為の呼吸を忘れていました。


最後の半荘、気合いをぶつける選手達。
見守るサポーター。
盛り上がりと同じく、緊張感も高まる。
そして、いつもなら起こらない様な上がりが出る中、、
いつもと同じ表情で卓上を見つめる人。
Piratesの船長、小林選手。

私からするとライバルチームの大黒柱。
どんな場面でもブレず、メンタルが強い選手。
このブレなさが、選手もサポーターも支えている。

冷静に、着実な上がりを目指し、
ライバルの魚谷選手から満貫の上がり。

ここから、ほぼ、
小林選手と魚谷選手の一騎打ちの状況に。。

祈るフェニックスサポーターを嘲笑うかのような、、魚谷選手の親番の配牌。
聴牌すら遠い。そんな手配、ツモ。

この時の魚谷選手の表情が、心にグサグサ来ました。
魚谷選手を愛するフェニックスサポーターは、皆泣いていたと思います。

泣いて、ええんやで。。
あんなん、泣くわ。。

オーラス、、
魚谷選手は跳満ツモまたは満貫直撃条件
多井選手は役満ツモ条件

この状況で、、、
ちゃんと手を作る、手が入る。
ツモなら無条件。
小林選手からの2筒出上がりなら裏1条件。

立直、絶対立直だけど、、
条件の確認に入る魚谷選手。
全員が、固唾を飲んで見守りました。

もう一回言います。
Piratesサポーターも
フェニックスサポータも
泣いていた。。

泣いてええんやで。。
あんなん泣くわ。。

祈るPiratesサポーター
祈るフェニックスサポーター

震える手で立直宣言をした魚谷選手。
あとは、牌山との戦い。

そして、小林選手が何を切るかに注目が集まります。



結果、南4局
流局で、Mリーグ2019シーズンの幕を下ろしました。

一牌の後先で、結果はどうなるか分からなかった。
小林選手も、發は危なかったと言っていました。
ギリギリ安牌が尽きなかった。

そして、、
最後まで、極力結果に影響を与えないように打ち続けた沢崎選手。
しっかり攻め、しっかり降り、、
鳴かせる牌は切らず、、
考えれば考えるほど、流石!と思わせる打ち方でした。
甘えず、最後も、筋になった当たり牌は切らなかった。
きっと沢崎選手からしたら、当たり前なんだろうな。。
でも、この半荘、最後まで白熱した試合になったのは、目立たないけれど、素晴らしいプレーがあったから。。

全選手、、凄かった。
感動を、、
ありがとうございました。


優勝は、U-NEXT Pirates
終局後、小林選手の元に駆け寄る3人の姿には、ぐっときました。

最終半荘トップで優勝を決めたPiratesの4人、全員揃ってのインタビューは、クルーからしたら、感動だったと思います。

沢山の人の思いを乗せたシーズンが終了し、表彰式では、全チームの登壇。

Mリーグの選手は1年契約なので、、
もしかしたら、もしかしたら、
来期、見られなくなる人がいるかもしれない。
そんな心配と、それでも、全ての選手を讃えたい気持ちで見上げていました。


Mリーグ2019シーズン
この1年を通し、麻雀を見るのが、前よりももっと好きになりました。
ファイナルには残れなかったけど、、
やっぱりKONAMI麻雀格闘倶楽部への愛は変わらないし、とても楽しいシーズンでした。

そして、シーズンを通し、沢山の友達ができ、皆んなで最終日を迎える事ができた。
それもまた、とても幸せな事で、、
関わってくれた皆さんにありがとうの気持ちでいっぱいです。

しばらくMリーグはオフシーズンになるけれど、、
セットしたり、呑みにいったり、、
楽しくオフシーズンも過ごせたら嬉しいです。


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