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【PJCS2023】決戦のドダイトス

はじめに

先日行われたPJCS2023に、ドダイトスで乗り込んできたので、その考察とレポートになります。

戦績

後攻 サーナイト 0-5 負
後攻 アルギラ 6-5 勝
後攻 パオジアン 4-6 負
先行 サーナイト 0-3 勝
後攻 ロスギラ6-4 勝
後攻 パオジアン 6-5 勝
後攻 ロスヌメ 0-6 負

4-3のギリギリ勝ち越しのドロップでした。あと1勝欲しかった、、、。
しっかし、じゃんけん1-6なのに良く戦いましたわ。うん。

デッキリスト

ドダイトスデッキ

基本コンセプト

基本的な戦い方は以前さらっと書いた記事の方を参照してください。

デッキをわかりやすく説明すると「劣化サーナイト」という表現が的確かと思います。メリットとデメリットが非常に似通っているんです。
サーナイトが苦手とする内容も同様に苦手なので、それは抑えておいてください。ロストシティ、セイボリーは常に警戒します。

そして、ヒスイヌメルゴンは基本的に切る対面だと思います。こっちのコンセプトを同じコンセプトで返してきますし、ヒスイヌメルゴンが起動すると基本的にサイドを追いつけなくなります。無念。

採用カードについて

■ナエトル、ハヤシガメ、ドダイトス

ドダイトスの進化ライン

このデッキの肝になります。コンセプトはこの2進化ラインを安定させて常に殴る形です。近頃のゲームスピードを鑑みると、2ターン目(先行・後攻問わず)にハヤシガメが立つか立たないかで勝負になるかならないかが決定します。後1で、相手がパオジアンだった場合はナエトル3体。それ以外は2体立てる事を優先します。間違ってもナエトル1。ビッパ1のような状況は避けて、必ず2ターン目(ないし3ターン目)にハヤシガメがたつ状況を作ることを目指します。
ハヤシガメが立てば、ひだまりのこうらで山を圧縮しつつ常に進化ラインを確保します。場にハヤシガメがいなくなるような進化のしすぎには注意です。
出来ればドダイトス4にしたいんですけどね、、、こればかりは枠の都合ということで。

■ビッパ、ビーダル

はたらくまえば

ドローエンジンの選択はビーダルラインです。草ポケモンなのでアゲハントという選択もありますが、こちらは1進化である事。進化前のビッパがベンチにいればゲッコウガにも落とされない事のメリットとして採用しています。

2-2の採用ですが、ビーダルを安定させたいならビッパを3入れたいです。と言うのも、基本的にサイドを捧げるポケモンとして活用したく、つりざおやミモザでビッパを戻すのは少々もったいなく感じる場面があるためです。

今回は考え方を切り替えて1ライン立てば良しとして2-2の採用枚数にしています。

■クチート

あまいわな要員

時間稼ぎ、入れ替え札の無いデッキに対するハメ、ヒスイヌメルゴンに対する打点強化。基本的にこの3つが採用理由になります。

時間稼ぎ…これはたねポケモンである以上クチートスタートがあり得るのでその場合に限ってバトル場を固定できる場合があるという事です。あなぬけのヒモしか相手に入っていない場合、ヒモを使わせてもう一度固定する事もあります。

バトル場固定のハメ…想像しやすいのがサーナイト。ボタンが無ければほぼ勝てるかと。ルギアに対しては強く出れるデッキですが、最終手段としても活用可能です。基本的にはめるのは試合終盤が理想なので、試合時間に気をつけてください。

ヒスイヌメルゴン対策…あまいわなのカウンターで倒されてしまいますが、+90の効果でアイアンローリングを突破できるので、一矢報いるために必須になります。2体目のヒスイヌメルゴンなんて知らね。

■レントラー(みなぎるせんこう、しゅんぱつりょく)

コリンクとルクシオどこいった?の2体

みなぎるせんこうレントラー
従来のドダイトスデッキの弱点は、ポケモンが落とされてしまうとその次の返しに最大打点が250になってしまう事でしたが、その弱点を補強できる最大打点専用ポケモンその1です。
地味にワイルドボルトの180打点も優秀なので、パルキアとかルギアとか焼いちゃってください。パルキアを落とすときの注意は、自身も20点ダメージをもらってしまうので、返しにセグレイブのバスターテールで落ちてしまうのを忘れないことです。

しゅんぱつりょくレントラー
1枚だけで場に出れることがあるのか?ですが、たねポケモンが7体しかいないので、意外にヒットする事があります。出れば色んな理由でこのデッキに対しては強力なので採用しています。
逃げエネ0。入れ替え札の枚数を削っているデッキなので、このデッキにおけるかるいし状態ポケモンは非常に優秀です。
無色1で50打点にトレーナーズ2枚回収。場に出ている状況は絶対的に序盤なので、展開用のサポートと雪道かハヤシガメに変わるボールかつりざお、など序盤の事故からのリカバーも非常に優秀です。
ついでに進化ポケモンなので、ドダイトスの打点補助が1ターン目から可能です。こいつでスタートすると正直やりたい放題です。

■ゲンガー

ドダイトス専用ベルト

ドダイトスの打点強化アイテム。以上。
本当にそれ以外に用途は無いです。みなぎるせんこうレントラーを3枚にせずこちらを1枚採用しているのは、サイドが並んでいる状況や勝っている状況でも条件が揃えば展開できるという点です。
また、序盤に展開して常にバトル場に出してボスを要求させるプレイも稀に行います。倒してくれたらその都度ベンチに復帰するポケモンです。
ちなみに、ゲンガーをトラッシュに送る方法は少ないので、落ちずに山に残り続ける場合もあります。落とせる状況が出来ればさっさと落としてしまいましょう。

■展開札

展開札一覧

バトルVIPパス 4枚
ネストボール 3枚
ハイパーボール 4枚
キャプチャーアロマ 2枚
ボウルタウン 1枚
計 14枚

本当は15枚欲しいんですが、今回は14枚。
バトルVIPパスは後攻1ターンの博士の研究含めてなんとか触りたいので4枚。
ネストボールとキャプチャーアロマのバランスですが、進化ポケモンのサーチに使えるのがハイパーボールだけだと、コストにするカードが厳しくなってくるので、コイン頼みとは言え進化ポケモンにつながる可能性があるキャプチャーアロマを優先してネストを1枚減らしています。

ハイパーボールはこのデッキの要です。ハヤシガメに触るかハイパーボールに触るか。これは勝負に直結する要素だと思います。

ボウルタウンはスタジアムの現物が欲しいためです。ロストシティにシンオウ神殿の切り返しに出来れば使いたい。先に貼りたくはないので、むやみやたらと貼らないように注意です。

この展開札の枚数が増えれば増えるほど事故は減ります。倒されてもいいので展開する。それが終盤に結果を生み出します。
本当はヒスイのヘビーボールも欲しいんですが、サイドに行ったら諦め精神で戦ってきました。

■回収札

回収札

サイドを先行させる以上、必要なたねポケモンや進化ポケモンがトラッシュにいってしまうので、場が整うまでの回収1に終盤の回収1で2を最低使いたくて、サイド落ちも考慮して全体として3にしてます。
ハイパーボールのコストに草エネも選択できるようにつりざおを多めの2にしてミモザを1にしていますが、好みの部分もあるので自分にあうようにしていただければ。ミモザは使えばこのデッキの恐ろしさがわかりますが(終盤、山が薄い状態で亀ライン+みなぎるせんこう2体戻して3ドローとか)、終盤使うと戻したポケモンをそのまま回収できたりもするので使い勝手は良いと思います。

■打点補強札

Vを許すな

サイドを先行させるコンセプトで言えば、まけんきハチマキにしてexポケモンも視野に入れられると良いんですが、クチートが場に出ている状態で、VMAXをバトル場にしてサイド同数で番を返される場合などもあり、状況的にVを狩りに行きたい状態が多い印象だったので、どんな状況でもVポケに対する圧力をかけるために採用しています。1-1で別の打点補強と併せて採用も考えたのですが、1枚しかない札を確定サーチ無しに探しに行くくらいなら、V対策と振り切って枚数を増した方が結果的には好転する事が多かったです。
ミュウとサーナイトだけを敵対視するなら、グローブもありですけどね。私は、パルキアとアルセウスがより厄介だと考えていたのでベルト2にしました。

■博士の研究

博士ありがとう

3枚。デッキを回すパワーカード。説明はいらないかと思いますが、勝負が決するまでにターン数を消費するデッキなので、時間があれば打つくらいの感覚で手札を回すと良い結果がついてくると思います。ハヤシガメと合わせて山の圧縮が進みます。

■ナンジャモ

手札干渉でお祈り

4枚と博士の研究より多いのには理由があります。
たねポケモンが少ないデッキなので、どうしてもたねポケモンが引けず、相手の手札を大量に増やさせてしまう事が確率的にも多いです。そのため、序盤の手札リセット用として活きる事があります。相手の手札が多い状態で番が帰ってきた場合、単純に事故か次のターンに一気に動くかの読み合いが発生しますが、干渉して山の下に戻したほうが活きる場面も多く、最序盤に1枚使いたいために最大枚数の採用としています。
序盤、博士で展開して山に枚数が残っていれば、終盤相手のサイドが2、1と進むターンに毎回干渉する事も可能です。天命を持つ相手にはそれでも返されてしまいますが、やらないよりはマシ!ですね。
ビーダル対面だけは気をつけて使いましょう。

■ボスの指令

裏のVを許さない

基本的には相手のアタッカーを潰しながらサイドを追いついていくデッキタイプなので、そんなに枚数はいらないんですが、クチートではめる場合、追いつくために裏のサイド2のポケモンを持ってきて倒すなどの状況があるため、枚数を絞りすぎるわけにもいかず、2枚という感じです。
あるに越したことはないので、3枚でも4枚でも欲しいほど、裏のポケモンに触れたい状況は多いです。

■キバナ

エネ加速してサーチってエロい

このデッキはリバーサルエネルギーで殴り始める想定のため、基本草エネルギーが序盤から働くことは無いんですが、後半に攻撃しようとしてサイドが同数の場合、キバナによるエネ加速を行わないと、攻撃できないターンが産まれる可能性があるため、1枚だけ入れてあります。
序盤にサイドを追いついてしまった場合のエネ加速も可能です。
更に、クチートによる準備を完成させるために山からジェットエネルギーを手札にもってくるというタイミングがある事もあるので、大事にしたい1枚です。

■頂への雪道

困ったら雪道

特性環境になればなるほど光る1枚。サイコエンプレイス、わななくれいき、スターポータル、スターバース、かくしふだ、ルミナスサイン、アッセンブルスター、フュージョンシステム、タンデムユニットetc。止めれる特性は止めてしまえ非ルールポケモン。
雪道をはって、殴るだけで勝てるデッキがある以上、入れておいて損は無いと思います。シンオウ神殿の張替えにもどうぞ。

■各種エネ

攻撃をどこかのタイミングで1回耐えて、6回殴れる想定の基本草と特殊エネルギーの5セット。リバーサルエネルギーは最大枚数の4枚は確定で、ジェット1枚。後は草。これで10枚。
実際にロスト対面等を考慮するとこれがギリギリラインだと思います。

非採用カードについて

色々と入れたくなるカードはあれど、そのほとんどがデッキパワーをあげるというより、一部のメタ性能である場合が多く、採用には至りませんでした。各種非採用カードに関しても説明が必要であれば、書き加えようと思います。

各種対面について

対サーナイト

【明確に不利】
殴りだしの速度、耐久とパワー。その全てがサーナイト劣化なドダイトスデッキである以上、サイドを追いつく方法が基本的には存在しません。
勝ち筋として存在するクチートによるハメも、対策していたら無効。序盤に決めようとすると山を掘らないといけない関係上、枚数的にこちらがLOしてしまうので、相手の猛攻をある程度凌いだ後決めないといけないので、終盤残り時間が少ない状態で遅延行為をされてしまうと両者タイムアップになりがち。なかなかにしんどい対面です。
が、サーナイトexでダメカンのせて殴ってくれたら、サイドを追いつける可能性があるためワンチャンスうまれます。まぁそんな事は基本的に無いので、考える必要はないかなと。

対ロストギラティナ

【微有利】
ギラティナ側がドダイトスを4回狩る作業がリソースの問題もあって非常に大変になるため、ギラティナを扱わずに青ロストとして対処しようにも、全体的にHPが多い場が生成できるため、ロスト側が苦労する対面です。
ギラティナが見えたらフル展開。ギラティナが見えてないロストだった場合は種ポケモンを並びさせ過ぎないように注意すれば、相手はボスでサイドを取るのもしんどくなるため負けにくくなると思います。
ちなみに、ハヤシガメまではおとぼけスピットで落とされるため、ギラティナ側がボスを序盤に多めに切ってくると、ビーダルをバトル場に呼んで、ロストマインで首をしめてくるのも難しくなるため、慌てず捲くるように準備を進めましょう。

対パオジアン

【微不利】
後攻を取らされると最高に嫌な先行2ターン目げっこうしゅりけんが見えるためしんどくなります。が、そこをのぞけば、レントラーの存在もあり、パオジアン、パルキアともにワンパンしやすいので、序盤をサイド1-1で凌げれば余裕をもって追いつき追い越せると思います。
何よりドダイトスをパオジアンで落とそうとすると、エネは4枚必要なので、スーパーエネルギー回収1枚分のエネを全て使う計算になります。これはパオジアン側としてもコストのバランスが良くないため、基本的にはパルキアで攻めてくる事が多いので、レントラーの準備は出来るタイミングで常にしてプレッシャーをかけておきましょう。あと雪道置きたい。

対ミュウ

【微不利】
序盤の展開勝負です。展開で負けたらダブルターボのついたミュウに蹂躙されておしまいです。こればっかりは対ミュウの基本かと。
展開についていければサイド1のおしつけを相手に強要出来ているため、2-2-2もしくは2-2-3もしくは1-2-3の展開は比較的決まりやすいです。

対ルギア

【有利】
白だろうと一撃だろうと、1-1の交換をするのがルギア側からすると基本的にしんどい対面なので、落ち着いてプレーを心がければ最終的にサイドは確実に6枚先に取れる事が多いです。大事なのは相手の上振れに精神が左右されないこと。どれだけルギア側がブン回ろうが、常にルギア側にプレッシャーをかけられる対面なので、自信を持ってプレイしましょう。
ちなみに、ドダイトスデッキを練習するにはルギア対面が一番良いと思います。必要なターン数に攻撃回数、時間含めてこの対面で勝つのがデッキの動かし方の基本になると思います。

終わりに

ここまで読んでくれてありがとうございました。
こんな感じでサクッとCL参加に対して考えていたことを書いてみました。ドダイトスで頑張ってみたい方、よろしくお願いします。
値段縛りがあったら、私は間違いなくこのデッキを選びますw

あ、時間が出来たら、細かい点を加筆していこうと思います。

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