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旅するBD-1

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BD-1で日本各地をポタリング旅。
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2022年5月の記事一覧

旅するBD-1、中山道六十九次旧道を行く_01:板橋宿

DAY 1 08:07_板橋 2019.4.25の記憶●とげぬき地蔵を軽く参拝 雨上がりの日本橋は、木曜日(平日)の朝。つまり、これから出勤という人たちの姿が増えてくる時間帯。巣鴨駅を右手にする頃には、完全に通勤時間帯となってしまった。 〈とげぬき地蔵入口〉で、巣鴨地蔵通り商店街へと進路をとる。駕籠をモチーフとした車両通行禁止の案内板が道路の中央でクルマの行く手を塞いでいる。日本橋を出立したあと、旧中山道を走っている気分にいまひとつ浸れずにいたけれど、ここにきて旧中山道を

旅するBD-1、中山道六十九次旧道を行く_00:日本橋

DAY 1 07:10_日本橋 2019.4.25の記憶●平成時代にやり残さないこと 平成が終わる。 それは昭和の時と違って、あらかじめスケジュールされていました。突然終焉を終えた昭和。高校2年冬、何かやり残したことがあるようなないような、そんな思いで平成を迎えたのでした。 平成のうちにやり遂げておきたかったこと。いつか、ではなくて、いま、やっておきたいこと。 平成のカウントダウンが始まって、慌てて旅の出立準備を始めました。それが、中山道旧道をBD-1で走破する旅だっ

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_53:三条大橋

DAY 5 18:07_三条大橋 2018.3.27の記憶●時代から取り残されたようなエリア 京阪京津線の大谷駅の先で歩道橋を渡り、ふたたび国道1号線に合流。坂を下りればそこは三条、ではなくて、クルマで見慣れた京都東IC。逢坂山の坂道と東山あたりの坂道を混同しておりました。逢坂山を下っていけば、左手に蹴上浄水場が見えてくるものとばかり……。完全なる記憶違い。 しかし自転車だと、ここから先が意外と走り甲斐があります。最後に、旅情あふれるステージが残されているのです。まず、名

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_53:大津宿

DAY 5 16:52_大津宿 2018.3.27の記憶●単独行に憧れる 瀬戸唐橋を渡ると、もう大津宿に入ったような気分になります。〈鳥居川〉を右折して、京阪石山坂本線と琵琶湖線をクロスしながら北上。 しばらく琵琶湖は見えない琵琶湖畔をジグザグしながら走ります。クルマだと大津から京都までほんのちょっと。BMW i8で東海道を走破したときは、草津宿に20時頃に到着して撮影、その後、大津宿を下見しながら走って、京都市内に一旦入った経緯があります。それから再び大津まで戻って、国

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_52:草津宿

DAY 5 15:41_草津宿 2018.3.27の記憶●記憶と違う東海道旧道 時代の流れとともに変化していたことを体で感じたBD-1での東海道旧道旅でしたが、それを現在進行形で感じたのが草津宿です。 東海道旧道と国道1号線がクロスするポイントが、まさに変わりつつある最中でした。2015年のBMW i8で旅したときのルートとは、まったく景色が変わっていたのです。 そもそも、2015年に通った時から、なんか変な道だと思っていたのです。しかしそのときは川沿いの道を進んでいた

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