二つの意識レベル

和多志は従来から意識レベルには二つの種類があると考えています。
『パワーか、フォースか』で展開されている意識レベルと、ホリスティックな意識レベルです。
『パワーか、フォースか』で議論されている意識レベルを「PF意識レベル」、ホリスティックな意識レベルを「H意識レベル」と呼ぶことにしましょう。

どうして2種類なのかということですが、ことの発端は「パワーかフォースか」で測定された意識レベルの結果に違和感を持ったことと、和多志が測定した意識レベルがPF意識レベルと値が異なっていることがあり、どうしてかなと疑問を持ったことからでした。
違和感の方ですが、大きなのもは釈迦、キリスト、偉大な師、偉大なグルが一括りでPF意識レベル1000であげられている点です。神智学ではイニシエーションレベルの相違によるヒエラルキーがはっきりしていて、釈迦がイニシエーション8段階、キリストがイニシエーション7段階等々となっています。イニシエーション5段階で悟りを開いて大師となりますが、この段階が意識レベルでは1000に当たるわけで、PF意識レベルではそれ以上のイニシエーション段階を捉えきれていないということになります。
細かい違和感はたくさんありますが、大きい違和感としてもう一つ、意識マップの最下位が『恥』となっていた点です。これは直感的に納得いきませんでした。恥の文化と呼ばれている日本人を全否定されているように感じました。日本人のPF意識レベルが高いこととも矛盾します。
その後、和多志自身でも扶乩が使えるようになり、意識レベルを測定するようになってからは、和多志の測る意識レベルとPF意識レベルが違ってきたことです。釈迦、キリストも1000を超えた値が出てくるようになっていますし、恥の値も200を超えています。
この相違の理由についてはしばらくは分かりませんでしたが、ある時界層別に意識レベルを測ってみてはということを思いつき、早速アストラル界層での意識レベルを測ったところ何とPF意識レベルの値と一致するではありませんか⁉️PF意識レベルはアストラル界層意識レベルだったのです。
その後、メンタル界層意識レベル、コーザル界層意識レベル・・・を測り、和多志の測定する意識レベルとの関係を図示したのが下の図です。まずアストラル界層では、アストラル界層意識レベル0を和多志が測ると−500という値が出てきます。同様に200、1000では200、760という値になります。次にメンタル界層意識レベルもレンジは0から1000となりますが、それに対応する和多志の測定は760から960になります。続くコーザル界層も同様に0から1000が和多志の測定では960から988になります。
以下は図のとおりです。
即ち界層別に意識レベルを測ると、ブッティ界層まではそれぞれレンジが0−1000の意識レベルが出てきますが、和多志の測定では0から連続的に計測されます。
ところが、アートマ界層になると様相が大きく変わり、アートマ界層意識レベルのレンジもー1500から1600となり、それに対応する和多志の測定もー2000から1600となりました。ちなみにアートマ界層意識レベル200の和多志の測定値が998となり、下位界層からの連続がここで保たれる結果となっています。
以上のように、和多志の測定は各界層を包絡した測定となっているため、これをホリスティック意識レベルと呼んでいます。

意識レベルには2種類あるというのはこの階層別の意識レベルとホリスティック意識レベルということになり、このうちアストラル界層意識レベルが「パワーかフォースか」で展開されている意識レベル(PF意識レベル)ということになります。

階層別意識レベルは面白いことに人に対して適用すると下図の連続が保たれ、例えばH意識レベル760以下の人にはメンタル界層以上の意識レベルが出てきません。760を超えるとメンタ界層意識レベルが出てきて、H意識レベル960以上になるとコーザル界層意識レベルが現れてきます。界層別意識レベル側から見ると、アストラル界層意識レベル1000に達した人が、次にやっとメンタル界層意識レベルが現れてきて、メンタル界層意識レベル1000に達した人が、やっとコーザル界層意識レベルが出てくると言った感じになります。
人のH意識レベルは各階層で連続的となっているのは、神智学的に言われている各界層をコントロール出来た人が次の高次の界層の世界に意識が入っていけるということと大きく関係しているものと思われます。
ところが、ものとか概念などの意識レベルを測ると各界層ごとの意識レベルが測定され、高い界層の意識レベルに近いH意識レベルが測定されます。ものとか概念などは各界層での評価された値が出てきますが、例えば「恥」で測りますと、アストラル界層意識レベルが40、メンタル界層意識レベル250、コーザル界層意識レベル0(計測されず)となります。これを和多志が測ると250となりメンタル界層意識レベルの値と同等の値が出てきます。ものとか概念などの意識レベルは各界層の特質に応じて真実度とか本質度の値が出てきているように思えます。
アストラル界層の特質は感情ですので感情の観点からの真実度の値が出てきて、メンタル界層では具体的な知恵が特質ですのでその観点からの真実度が、コーザル界層では同じ知恵でも抽象的なものからの真実度が界層別意識レベルとして数値化されているものと考えます。

以上のように意識レベルには2種類あるものと考えられますので、『パワーかフォースか』の世界は画期的で素晴らしいものだと思っておりますが、数値に関しては少し?を持って望まれた方が良いと思っております。


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